地域環境経営の推進

パナソニックグループでは、全社の環境年度方針を踏まえ、各地域の統括会社や販売会社、製造会社などが、地域の環境課題や事業特性に沿って、独自の環境活動を計画し、取り組みを推進しています。その内容は、環境負荷の低減や環境法令の順守、環境リスクの未然防止にとどまらず、「地域のパートナー企業との協働による、事業活動を通じた環境課題の解決」「地域社会との連携による社会貢献活動の推進」など、多岐にわたっています。私たちは世界各地で、持続可能な社会の実現をめざし、取り組みを進めています。

東南アジア・大洋州

タイで工場見学と手作り電池教室を開催

パナソニックエナジータイ(PECTH)では、若い世代の教育と環境意識の向上を目的とし、地元の小学生を工場に招き、工場のグリーン製造への取り組みやパナソニックのグリーンテクノロジーについて理解を深めてもらいました。また、有害物質、水銀、鉛、カドミウムを含まない環境にやさしい電池の製造に使われているグリーン技術について学ぶための体験型ワークショップも開催しました。

ベトナムにおける植林とバッテリー交換プログラムの実施

パナソニックベトナムグループは、天然資源環境省の天然資源環境コミュニケーションセンターおよび南ディン省人民委員会と共同で、環境活動を実施しました。
ナムディン県の海岸清掃活動において、国や地域社会と協力して18,000本のカジュリーナ樹を植樹し、3,000kgのゴミを回収しました。また、地域の中学生を対象に、使用済みペットボトルのキャップから環境に配慮した製品を作る体験型ワークショップ「エコラーニングクラス」を実施し、環境保全への取り組み啓発を実施ました。
持続可能性への取り組みの一環として、乾電池の交換プログラムでは、地域社会において使用済み乾電池を回収し、無償で新しいパナソニックの環境に優しい乾電池と交換を実施しました。2016年以来、このプログラムでは約5万個の有害な乾電池を回収し、2万個以上のパナソニックの環境に優しい乾電池を寄付しました。

中国

パナソニックとローソンの提携により中国で初めての環境保護型店がオープン

2021年4月28日、パナソニックとローソンの提携で初めての環境保護型店舗-ローソン七莘路1010号店がオープンしました。この店舗は二社の省エネとCO2削減を実現するために作った環境保護型店舗です。

  • パナソニックの低GWP(グローバル温暖化係数)のR448A/R449A冷媒室外機を採用、従来冷媒の1/3のGWPを実現
  • 照明効率の向上による電気使用量を削減
    (色度指数Ra>80、高照明効率100ml/WのLED照明を採用、電気使用量を10%減)
  • モニタリングシステム(Panasonic cloudシステム)の導入による省エネを実現
  • パナソニック独自のIoT技術を利用し、店舗の一括管理を実現。天気に合わせて照明を自動制御し、店内全ての冷熱機器の自動制御を実現。2015年の基準店舗のエネルギー使用量より20%を削減

パナソニック中国で初のCO2ゼロ工場を実現

パナソニック エナジー無錫(有)が中国におけるパナソニックの事業場で初となるCO2ゼロ工場を実現しました。生産技法と生産工程のイノベーション、先進的な省エネ技術の採用、LED照明などの方策により、2020年に4.4万トンのCO2排出量の実質ゼロ化を実現できました。また、これはパナソニックグループ内で最大規模のCO2ゼロ工場となります。

  1. エネルギーミニマムの推進
    • 双腕ロボットをメインとした自動生産ラインの構築、従来同等のエネルギーで生産能力10%アップと工程不良削減にも寄与
    • AIを用いたスマートEMS省エネ自動制御の導入、導入した工程で最大14%の省エネ
    • インバータ式コンプレッサ、真空ポンプ導入:インバータ化による省エネ、CO2削減330t/年
  2. 太陽光発電システムの導入(2016年度導入、発電容量1.6MW)
  3. I-REC証書の調達
  4. 化石燃料由来CO2の排出をオフセットするクレジットの調達

欧州

花の栽培による生物多様性の保全活動

パナソニックのヴィースバーデン事業所(独)では、生物多様性への貢献として、オフィス周辺の草地の一部を、さまざまな種類の昆虫にとって特に有益な牧草や花の種をまくことで、豊かな牧草地へと変貌させました。草丈の高い牧草地には蜂の蜜が豊富に採れ、多くの昆虫、特に数種のチョウの生息・繁殖が見られるようになりました。

北米

Call 2 Recycleの「Leader in Sustainability Award」を受賞

2020年、Call 2 Recycleはアメリカで380万kg、カナダで410万kgを超える消費者向け電池のリサイクルを実施し、パナソニックノースアメリカと、パナソニックカナダはそのリサイクル達成に大きく貢献したことを認められ、「Leader in Sustainability Award」を受賞いたしました。2021年以降も、消費者向け電池の管理に責任をもって推進を主導していきます。

「ENERGY STAR® Partner of the Year - Sustained Excellence Award」を受賞

米国環境保護庁および米国エネルギー省より、ENERGY STAR誌への継続的なリーダーシップと卓越した貢献に対して2021年度ENERGY STARパートナー・オブ・ザ・イヤーを9年連続で受賞しました。長年にわたるエネルギー効率向上と健康的な家庭の実現へのコミットメントを果たしていることが評価され、米国環境保護庁より名誉ある賞を受賞いたしました。

「ENERGY STAR Partner of the Year - Sustained Excellence Award」は、ENERGY STARプログラムによって授与される最高の賞です。受賞者は、エネルギー効率化を通じて気候変動との闘いと公衆衛生の保護に長期的に取り組んできた著名な団体の一員であり、環境、経済、アメリカ国民のために活動を推進するリーダーの一人でもあると認められます。

中南米

コスタリカ電池工場で二つの環境認証を獲得

2020年4月、コスタリカの電池工場はコスタリカ政府の支援による官民連携プロジェクトの一環として、工場使用電力量の10%を太陽光発電で補う392枚のソーラーパネルの設置を完了しました。このプロジェクトにより使用電力の100%再生エネルギー化を達成すると共に、工場の設備や設計改善による省エネ化の徹底に加え、非常電源に使用するディーゼルなど化石燃料由来のCO2排出を相殺するクレジットを活用し、コスタリカで初めて「カーボンニュートラル工場」としての認定を受けました。また同時に、廃棄物資源効率化や、近隣の小学校に向けた環境教育、植樹活動などの継続実施が高く評価され、同国独自の環境認証である「ブルーフラッグ認証」も取得いたしました。同工場では、翌年実施する環境配慮の取組みを社内コンテストで募集するなど、従業員全員の環境意識向上に取り組んでいます。

コスタリカ電池工場の屋上に設置した392枚のソーラーパネル

インド・南アジア・中東阿

E-wasteの廃棄啓発キャンペーンDiwali Wali Safaiを実施しました

パナソニックインディアはパナソニック100周年を機に、持続可能な地球環境のためには2019年2月にHarit Umang(Joy of Green)を立ち上げました。
これは、「より良い生活、より良い世界」というビジョンのもと、環境保全活動の実践に関する意識や啓発を図ることを目的としています。
このプログラムの目的は、インドのデリー首都圏の学校、大学、住民福祉団体(RWA)に参加して学生に最良な環境保全活動に関する知識を伝えることです。
2020年度はDiwali祭の期間に電子廃棄物の責任ある廃棄に関する啓発キャンペーンDiwali Wali Safaiを実施しました。

このキャンペーンは、国際電子廃棄物デーを記念して、消費者が古くなり使用されていなくなった大型家電製品の無料ホーム・ピックアップサービスや、最寄りの収集センターの特定支援サービスを提供することで、電子廃棄物の適正な廃棄をお客様に啓発するだけでなく、責任を持って処理していただけるように支援をしました。

「Harit Umang - Joy of Green」の詳しい取組は、以下に紹介しています。
https://harit-umang.in.panasonic.com/