SDGsへの取り組み 環境

(本記事は2021年9月時点のものです)

写真:品質・環境本部長 上原 宏敏(うえはら ひろとし)、タイトル文字:「より良いくらし」と「持続可能な地球環境」の両立を目指す

私たちはかねてから「事業活動は、地球環境の持続可能性を損なうものであってはならない」との強い思いで経営を進めてきました。現在は2017年に制定した「パナソニック環境ビジョン2050」のもと、「より良いくらし」と「持続可能な地球環境」の両立に向けて取り組んでいます。SDGsは、地球環境の保全など持続可能な社会の実現に向けた方向性を示していますが、これらは同時にビジネスの機会と捉えることもできます。SDGsのゴールと事業を関連付けることによって、環境保全と事業経営をより融合させ環境保全活動で新しい顧客価値を創出できると考えています。

「使うエネルギー」を減らし「創るエネルギー」を増やす

「環境ビジョン2050」の大きなテーマである気候変動対策を進めるにあたっては、事業成長と連動して達成するため、また、誰もが自分ごととして捉えやすくするため「エネルギー」にフォーカスをしています。お客様の環境意識が高まる中、「使うエネルギー」を減らすために「エネルギーの削減貢献量」の目標を設定し製品の省エネ設計に取り組み、一方、「創るエネルギー」を増やすために、水素をエネルギー源として電気をつくり出す燃料電池技術の開発や、エネルギーを蓄える電池技術の開発に注力しています。私たちは、地球温暖化防止に向けて、今後も、創・蓄・省・エネルギーマネジメントに関する商品、技術、ソリューションの開発に注力していきます。

グローバル全250拠点を「CO2ゼロ工場」に

世界中の工場における生産活動でのエネルギー消費に伴い多くのCO2を排出する私たちは“使うエネルギー < 創るエネルギー”の実現に向けCO2ゼロの工場づくりを進めています。これまでに日本、ベルギー、ブラジル、コスタリカの4拠点(6工場)で実現してきましたが、今後グローバル全250拠点におけるCO2ゼロの工場づくりを目指します。こうした取り組みを加速するため、2020年6月にはコニカミノルタが運営企業として立ち上げた「環境デジタルプラットフォーム」に幹事企業として参画しました。全16社の参加企業でエネルギーマネジメントや省エネのための環境ナレッジや情報、ノウハウを相互共有し、各社の環境経営の向上や新たな事業機会の創出を目指しています。

サーキュラーエコノミー型事業の創出に挑戦

エネルギーとともに、資源も私たちの取り組みの重要なテーマです。モノからコトへの変化などお客様の価値観が大きく転換する中、「サーキュラーエコノミー型事業」が注目を集めています。私たちも資源の有効活用の促進に向けて、ひとつの製品を多くの人で共有するシェアリングサービスや、製品や部品の再生・再利用を拡大していきます。また、オフィスビルのリノベーション事業など、現在展開している事業についてもサーキュラーエコノミーの視点で捉え直すことで、資源の有効活用と顧客価値の最大化を同時実現する事業の拡大を図っていきたいと思います。

2030年のその先を見据えて

写真:品質・環境本部長 上原 宏敏(うえはら ひろとし)が語っている様子

SDGsが設定したゴールは2030年を期限としています。当社の環境ビジョンは2050年をターゲットにしていますが、パリ協定において今世紀後半までのCO2削減目標が合意されたように、環境問題については50年、100年といった先の目標を定めていく必要があります。「より良いくらし」と「持続可能な地球環境」の両立を目指して事業部門の背中を押し、ともに取り組んでいきたいと考えています。