SDGsへの取り組み 調達

写真:グローバル調達社 社長 三好 満(みよし みつる)、タイトル文字:購入先様と共に新たな価値創造と持続可能なサプライチェーンの構築を目指す

私たちはパナソニックグループにおける調達を担い、お客様に受け入れられるお役立ち価値を実現する為にグローバルで約14,000社の購入先様と取引をしています。
これからの時代において、経済面だけでなく環境、CSR、社会との関係など価値観を共有できる購入先様と共存共栄しながら、公平公正で持続可能なサプライチェーンの構築を目指していくことが私たちの役割です。

購入先様と共に新たな価値創造と課題解決に取り組む

パナソニックの環境変化として、グループ内からの部品調達を中心とした「垂直統合型」から、大企業、中小企業を問わず世界中の購入先様から調達する「水平分業型」へと変わり、こうした変化に対応して調達の立ち位置もこの10年間で大きく変わりました。このような変化の中で購入先様のご協力を頂きながら持続可能なサプライチェーンを構築することは、私たちの社会的責任であると考えています。
その象徴的な取り組みと言えるのが2009年から行っている「ECO・VC活動」です。これは当社の調達活動において開発段階から購入先様との連携を密にし、コスト合理化だけでなく、「CO2削減」「投入資源の最小化」「再生資源の活用」などを通じて付加価値をもたらすアイデアをご提案頂き、優れた取り組みを表彰する活動です。毎年平均すると約700件のご応募を頂き、累計でCO2削減量は50万tに及ぶなど購入先様とのパートナーシップで気候変動への対応にも貢献しています。

一方、サプライチェーン上の児童労働や強制労働をはじめとする人権・労働問題などに取り組むことも重要です。2016年から新規購入先様に対して、人権、安全衛生、環境、倫理に関する取り組み状況について自主アセスメントによって評価し、契約当初からCSR調達条項を盛り込むようにしました。同時に既存の購入先様に対しても、2年間かけて欧米を除く全ての購入先様へ自主アセスメントを実施したところです。必要があれば現地監査も行い、是正を促していくことで、公平公正で持続可能な取引を推進しています。そして私たち自身も「クリーン調達宣言」を行い、より厳しい節度、倫理観をもって購入先様との関係づくりに努めています。

BCPの仕組みを活かして、サプライチェーンに対する社会の要請に応える

写真:グローバル調達社 社長 三好 満(みよし みつる)が語っている様子

当社の顧客企業の中には自然災害など有事が発生した際にサプライチェーンを含めたBCP(事業継続計画)に関して高い水準を求める企業があります。このような顧客要求に対応できるよう、当社では既に2次購入先様までの被害状況や部品供給への影響等を把握し、24時間以内に報告できるシステムを構築しています。今後、このシステムの対象範囲を拡大し、3次以降の購入先様も含めてサスティナビリティに関する情報管理を強化することで、サプライチェーン上の様々な課題により迅速に対応できるよう取り組んで参ります。

多くの購入先様と取引をしている当社にとってこうしたシステムを構築し、実効性を高めていくことは決して容易なことではありませんが、公平公正で持続可能なサプライチェーンを構築していくことで、SDGsの達成に貢献していきたいと考えています。

(2020年6月)