SDGsへの取り組み US社

写真:US社 社長 佐藤 基嗣(さとう もとつぐ)、タイトル文字:米国で持続可能なモビリティと食品流通産業に貢献する

US社は2019年、パナソニック初の地域カンパニーとして、中国・北東アジア社とともに設立されました。アメリカは、デジタルトランスフォーメーションをはじめとするイノベーションで世界を牽引しています。私たちは、この流れを事業に取り込みながら、世界最大のEV(電気自動車)メーカーのテスラ社へリチウムイオン電池を供給する事業と、2016年に当社グループ入りしたハスマンの冷蔵・冷凍ショーケース事業の2つの中核事業、そしてモビリティに関連したインキュベーションステージの取り組みを展開しています。

EVの普及拡大にリチウムイオン電池で貢献

テスラ社は、世界のEV市場におけるトップリーダーであり、彼らがムーブメントを起こすことで、他の車メーカーのEVへのシフトも加速されます。一方、パナソニックはリチウムイオン電池業界におけるトップリーダーであり、テスラ社の電池のニーズに応えるパートナーとして、クリーンなエネルギーで走行する車の普及を通じてサスティナブルな社会の実現に貢献していきます。
EVの進歩とともに、リチウムイオン電池に求められる要件も変化します。私たちは走行距離の長距離化に求められる、電池の高容量化技術を磨き、走行距離をガソリン車並みに伸ばすことに貢献してきました。今後も、さらなる長距離化や、多数回の充放電に対応した高耐久化など、ニーズは拡大していきますので、これらのニーズに応える技術開発に取り組んでいます。

コールドチェーンの環境対応に向けてビジネスモデルを変革

北米における環境への意識の高まりを受け、ハスマンは冷蔵・冷凍ショーケースのハードウェア販売から、冷蔵・冷凍サービスの提供へとビジネスモデルの変革を進めています。故障などの予兆診断による適切なメンテナンスや、IoTによる省エネ・省人化に加え、環境負荷の少ない冷媒を採用した機器の提案を通じて、食料供給を担うコールドチェーンの安定的な稼働と環境負荷の低減に貢献していきます。

より安全で快適な道路交通の実現に向けて

モビリティに関連したインキュベーションステージの取り組みとして、安心・安全な都市の交通インフラ構築も推進しています。交通事故や渋滞、大気汚染などの予防や緩和に向けて、各州でV2X (車両間・路車間通信)によるネットワークの構築が進められる中、US社は、ユタ、コロラド、ジョージア各州の運輸局等とのパートナーシップで情報プラットフォームの構築などに取り組んでいます。

図版タイトル:US社の重点取り組み領域と主な商品・サービス 3つの取り組み領域として、「テスラエナジー事業部」では円筒型リチウムイオン電池を展開。「ハスマン株式会社」では冷蔵冷凍ソリューション、施工・サービス、電子棚札や遠隔メンテナンス等のデジタルソリューションに注力。「スマートモビリティ」ではV2Xプラットフォーム、車両向けIoTサービスの構築・提供に取り組んでいます。

私たちが向き合うSDGsのゴールを明確にしていく

写真:US社 社長 佐藤 基嗣(さとう もとつぐ)が語っている様子

SDGsの目指す方向性と、パナソニックの経営理念は一致しています。しかしSDGsは幅が広いため、戦略的事業への絞り込みを行っているUS社がすべてのゴールと向き合えるわけではありません。私たちは、お客様とともに事業を通じて、クリーンエネルギーの拡大による気候変動への対応や、住み続けられる街づくりで米国社会に貢献し、挑戦の結果を世界に広げていきます。

(2020年6月)