海外営業のキャリアパス

二人は、どんなキャリアを歩んできたのでしょう。

写真:阿部さんと奥田さん

阿部さん
2008年 新卒入社 海外営業

歩み

奥田さん
2009年 新卒入社 海外営業

文学部中国専攻。中国と韓国に留学。チベットや新疆まで中国大陸をバックパッカーで周遊。

学生時代

商学部所属。塾講師のアルバイトと社会人フットサルサークル、そして海外旅行に熱中。

国内営業として大手電機メーカーを担当。PC向け電子部品の拡販に従事。

1年目

電材営業として岐阜に配属され、初の一人暮らしを経験。

初受注!お客様とビジネスを創り上げる素晴らしさやメーカー営業の醍醐味を知る。

2年目

飛騨高山地区の主幹代理店担当として、様々な販売施策の企画や実施を経験。

広がる人脈、事業部や工場との深いつながり、担当商材の拡大など、仕事が楽しくて仕方なかった。

3年目

飛騨高山の地域性を踏まえ、寒冷地タイプのエアコン拡販のための啓蒙活動と土壌づくりに邁進。

結婚、そして妊娠。仕事が好きで臨月直前まで出張に。

4年目

産休・育児休暇、育児を通じて、忍耐力と素早くこなす力が身についた。

5年目

結婚の後、名古屋へ異動。新たな環境で目まぐるしい日々も、新婚旅行はクルーズ船でアメリカとバハマへ。

職場復帰し、日系大手の総合電機メーカー担当に。育児と仕事の両立の難しさに直面。

6年目

主業務に加え、女性の視点を活かした販促を考えるなでしこプロジェクトに参画。自分と同じ子育て世代のメンバーに勇気をもらう。

7年目

グローバルでBtoBビジネスに関わりたい」という強い思いから社内公募制度を活用し、AIS社(現PID社)へ異動。国内電機メーカー担当として、初の海外出張(台湾、中国)を経験。

主務昇格試験にチャレンジ!

8年目

部品サプライヤとして携わった顧客新製品発売。主務昇格試験にチャレンジ。

9年目

顧客の新規生産拠点立上げに伴い、ドイツとスロバキアに出張。

お客様と「IoTビジネスでの協業検討」をスタート。新しいことを仕掛ける楽しさとそのスケールにワクワク。

10年目

次女誕生。

初めて直属の後輩。頼りにされる喜びを原動力により仕事に打ち込む。

11年目

「IoTビジネス協業検討」を通じて社会課題に向き合うやりがいを感じ、世の中を変革できる確信を持つ。

12年目

開発初期から携わった顧客新製品発売。海外営業統括部車載営業部に異動となり、欧州車載Tier1担当に。

コロナ禍における課題を解決する案件を複数受託。時間や場所などワーキングマザーが働く上での制約から解放された一年。

13年目

海外営業部アジア営業課に異動し、韓国市場担当に。韓国の大手メーカーを顧客に販売会社とともに拡販活動を推進。

14年目

クロストーク

写真:談笑する阿部さんと奥田さん

<入社後の印象>

顔写真 奥田さん

奥田/新入社員もベテランも関係なく、意見を言いやすいアットホームな風土があること。「こんな拡販がしたいです!」と上司に自分の思いを伝えると、実行するためには何が必要なのか的確なアドバイスをいただけたり、とにかく熱い人が多いなという印象を持ちましたね。また、皆さんが持つグローバル視点や仕事のスケールの大きさを感じつつも、そこに自分の意見が反映されることも想像以上の驚きでしたね。

顔写真 阿部さん

阿部/入社して驚いたのは「チャレンジしたい」という気持ちを応援してくれるカルチャーが浸透していたことです。責任と裁量を与えられて新人時代に開発に携わったPCが世に出たことも、2014年に私たち女性社員が発案して発足した「なでしこプロジェクト」も、そして念願の海外営業への異動も、挑戦を歓迎する風土があってこそと今改めて感じています。

写真:話しをする奥田さん

<キャリアの中で印象に残っていること>

顔写真 奥田さん

奥田/顧客重点事業のとある新製品開発に部品サプライヤとして初期段階から関わらせて頂いたことですね。顧客からの要求仕様を実現するために、事業部や販売会社と一体となってデバイスを作り上げ、採用までこぎ着けました。苦しいことももちろんありましたが、そのデバイスを搭載した顧客製品が市場で発売されたとき、言葉には表せないくらい嬉しかったです。いつか自分の子どもに「この中にパパの会社が作った部品が使われてるんだよ」と言って驚かせたいですね。

顔写真 阿部さん

阿部/IoT協業検討をはじめとしたお客様との取り組みが何よりも印象に残っています。お互いに異なる仕事のスタイル、思想や企業文化を前提に双方が持つ技術のシナジーによって、人手不足や生産人口の減少といった社会課題をいかに解決していくかという議論が本当に刺激的だったんです。私たちが持つセンサやセンシング技術とお客様のシステムを掛け合わせることでこの社会を変革できるという確信を持てましたし、心から「面白い!」と思えたプロジェクトですね。

写真:話しをする阿部さん

<キャリアの中で大変だったこと>

顔写真 阿部さん

阿部/子どもが生まれて、復職してからの数年間です。朝は元気だった子どもが保育園で高熱を出し、救急車で病院搬送され入院ということがありました。保育園からの着信が目に入った時、私は遠方で商談中。絶望的な気持ちになったことを覚えています。子どもが2歳になるくらいまでは、お客様にも周囲にも迷惑をかけているんじゃないかという意識にさいなまれることも正直多かったです。でも、子育てを経験したお客様からの励ましや上司をはじめとした周りからのサポートのおかげで今の自分にできること、やれることを精一杯やろうと思えるようになったんです。

顔写真 奥田さん

奥田/顧客から求められた要求仕様に対し、それを実現するために顧客と顔を突き合わせて一部仕様の緩和や、別ソリューションによる解決策等粘り強く納得いくまで議論し、お互いの妥協点を見出し、新たなデバイスの開発に貢献した経験です。どちらも譲れない厳しい折衝を行う中、一つずつ丁寧に対応していくことで顧客や社内関連部門との信頼関係が生まれ、結果的に技術的に高いハードルを乗り越えることができました。

写真:机を挟んで座る阿部さんと奥田さん

<これからチャレンジしたいこと>

顔写真 阿部さん

阿部/現在携わっている韓国のお客様×パナソニックという座組みで、新規事業を創出していきたいです。私自身、幼少期を中国で過ごし、大学時代には中国と韓国に留学した経験から、ビジネスを通して日中・日韓友好の架け橋になりたいという思いが強くあります。また、後輩たちに「こんな道もある」というロールモデルを示すことができる、自分らしいキャリアアップを目指していきたいと考えています。

顔写真 奥田さん

奥田/ヨーロッパの販売会社に赴任して、営業としてさらに成長したいですね。グローバル車載開発の中心地である欧州で市場のニーズを拾いあげ、新たなデバイスの開発に繋げることで未来の自動車開発に貢献していきたいです。