電子材料事業部<福島県 郡山拠点>

郡山拠点で技術開発として活躍中の山田さんに紹介いただきます。

写真:郡山拠点を紹介する山田さん

ICTインフラ機器や車載機器、デジタル家電などに使われる電子回路基板材料を生産しています。電気が通るものには必ず使われているといっても過言ではないプロダクトですから、世界中のあらゆる分野を市場として高信頼性、大容量・高速化、小型・薄型・軽量化、環境対応など様々なニーズに応えるモノづくりを行っています。1970年に操業を開始して以来、基板材料のニーズ増加に伴い生産規模を拡大し続け、現在では敷地面積122,751m2、従業員数は約600名を誇る一大拠点です。

この拠点で開発しているもの

写真:メグトロンを手に持っている山田さん

5G次世代ネットワーク機器の電子回路基板用高機能材料「MEGTRON(メグトロン)」をはじめとした、電子回路基板材料の開発・生産に取り組んでいます。MEGTRONはITインフラ機器の高性能化や大容量データの高速通信を支えると共に、消費電力の軽減、鉛フリーはんだ対応による環境負荷低減に寄与しています。データを高速に処理する大型高速サーバの実用化、スーパーコンピュータの性能向上に必須の基板材料として数多くの市場から高い評価を得ており、世界シェアNo.1を獲得しているんですよ。

アピールポイント

写真:メグトロンラボでの山田さん

電子回路基板材料のグローバル開発・生産拠点として、お客様の生産体制を力強くサポートするマザー工場としての役割を担っています。基板製造メーカーさながらの設備を有する「MEGTRON LAB」では、お客様が求めるスペックを実現するために実際の使用状態を想定したテストと検証を重ねることが可能。さらに、そこで得られた結果をもとにした提案や品質確認なども活発に行われています。また、地域との共生を念頭に清掃をはじめとした環境活動も積極的に推進しています。

仕事や働き心地について聞いてみよう

写真:勤務中の山田さん

山田さん 技術開発 (2011 年入社)

写真:説明をする山田さん

■Q. 仕事内容について教えてください

基板材料の元となる樹脂や触媒、溶剤の研究開発といった技術開発に従事しています。基板製造メーカーやエレクトロニクス製品を取り扱うメーカーなど、お客様のニーズを実現するために実際に生産現場に足を運んだり、先方のエンジニアと綿密な打合せを行うことが多いですし、材料構成の検討や生産技術ならびに製造との連携なども欠かせません。細かな仕様の検討、その後の検証を繰り返しながらお客様と二人三脚で開発を行っていくスタイルが根づいていますね。全世界に市場が広がっているため海外出張も多く、コロナ禍以前は韓国や中国、北米などに赴いていました。

写真:打ち合わせ中の山田さん

■Q. 郡山拠点で働く魅力を教えてください

商品開発というポジションの特性もあり、製造現場からスタッフ部門まであらゆる部署の人たちと関わって仕事をしています。一緒にモノづくりを進めていく中で、多くの人たちと確かな信頼関係を築くことができるのは嬉しいですね。また、2019年の大型台風による水害では工場1Fの研究施設が水没するなど大きな被害を受けました。そうした状況下で、拠点メンバーが力を合わせて生産再開に向けて復旧作業を行っていきましたし、そうした活動を通じて拠点全体の団結力がより一層増したと思います。

写真:自然を満喫する山田さん

■Q. オフの過ごし方を教えてください

豊かな自然を満喫できるのは郡山拠点ならではの魅力だと思います。登山やマラソン大会、ゴルフ大会、釣り、ウィンタースポーツなど、様々なアクティビティを社内の愛好家から誘ってもらって参加してきました。労働組合主催のイベントも多く、家族ぐるみで休日を楽しむことができるのも大きな特長です。現在はコロナ禍でイベント開催は難しいですが、同僚とオンラインゲームを楽しんだりしていますね。

写真:話しをする山田さん

■Q. メッセージをお願いします

自社のメンバーはもちろん、基板製造メーカーやエンドユーザーとともにモノづくりを行う喜びを感じられる環境です。私たちの生活に欠かせない様々な電子機器に使われる電子材料を、国や分野を超えて様々な人たちと開発できるのはこの拠点ならではの面白さだと思います。世界中の人々の暮らしを支えるプロダクトを、ここ郡山の地から一緒に作っていきましょう!