高専卒入社社員 藤浦さん

高専時代、部活の先輩でパナソニックに勤めている方がいました。その先輩はパナソニックのことを「学びの多い会社」と言っていたのです。それが印象に残っていたので会社見学に行きました。一歩、現場に足を踏み入れると、働く先輩社員の姿が輝いて見えました。何より「ものが動いている」ことがとても楽しかったです。もともと情報系の研究をしていたのでSIerへの就職も検討していましたが、システム開発の現場を見学した際に、ものがないことに少し寂しさを感じていたのです。「ものづくりがしたい」という思いに気づいた私にとって、パナソニックインダストリーの開発現場はとても魅力的に映ったのです。
産業用サーボモータ/センサ/レーザマーカなどFactory Automation に使用する商材を扱う事業部で検査装置のソフト開発に携わっています。制御対象のハードウェアを使って、想定通りの動作をしているか確認しながら開発を進めています。この業務の他に大学と産学連携して、ロボット競技への参加も行っています。2021年の世界大会では優勝することができました。ロボット競技で得た成果はロボットプログラミングやAIを用いた画像認識技術の習得、ヒューマンネットワーク構築などにつながっています。“ものづくりに関する要素技術の探索と深化”が所属部署のミッションですので、色んなチャレンジができます。高専の先輩が言っていた通り「学びの多い会社」だと思います。
ある1日のスケジュール

出社
学生の通学と被らないよう少し遅めに出社。メール、スケジュールチェック。

検査装置ソフト開発
進捗を確認し、その日の作業目標を決定。必要に応じて実機にて動作確認。

昼食
食堂にて。安くて、美味しくて、栄養バランスの良いメニューがあります。

勉強会
主力商品のひとつサーボモータ/アンプについての勉強会。(週1回程度)

コードレビュー
いろんな人の意見を聞くことが学びになります。

検査装置ソフト開発
レビューでの意見を踏まえて内容を検討し、反映します。

終業
1日の仕事のまとめ、明日の予定確認。

お客様の工場設備立上げをサポートする部門と兼任になりました。勉強の日々です。

ソフトウェア開発を担当することが多いので、高専で学んだプログラミングや通信の知識が活かされています。それ以外にも、装置や自社商材のことをよく理解するために電気/電子回路や制御工学の基礎知識も役に立っています。モノづくりという点においては、高専の1・2年生の時に学んだ機械についての基礎知識も役立っています。反対に、もう少し勉強しておけばよかったと思うのは英語です。ロボット競技で外国の方と話す機会が多いので、現在、英語を勉強中です。
機械について勉強したいです。機構を変えることでソフトにはできないことが実現できたり、効率の良い開発につながることもあります。機械の知識を身につけて、新しい開発方法を提案できればと思います。あとは、世の中のトレンドを読む力をつけたいです。現在、次世代新製品のコンセプトを検討するワーキンググループに参加しています。これからどんな市場に我々の技術を提供していくのかを考えるのは面白いのですが、知識不足を感じています。広く世の中で使われている技術を知り、未来を予測できる人になりたいです。
手を挙げれば誰にでも学びの機会が与えられるのがいいところだと思います。ロボット競技も私自身がやってみたいと手を挙げることで参加させてもらいました。もちろん、新しいことにチャレンジすると、わからないことが出てくるもの。そういう時、周りを見渡すといろんなプロフェッショナルの方がいることに気が付きます。パナソニックインダストリーだけでなく、パナソニックグループ各社の技術者とも交流を持つ機会があるので、幅広い技術や知識を持ったプロたちから、学び、成長していくことができます。

私は大阪出身です。そして今も大阪の拠点で働いています。だから高専時代の同級生で同じように大阪に残っている友達と今もよく遊びに出かけています。ショッピングに行ったり料理教室に一緒に通ったりしています。ステイホームと言われるようになってからはゲームをするようになりました。会社の同期のメンバーとオンライン通信を繋いで楽しんでいます。コロナがもう少し落ち着いたら、バスケをやりたいですね。学生の頃もバスケ部に所属していましたし、会社に入ってからも、社内のバスケ同好会に籍を置いています。久々にバスケをすると、きっと筋肉痛になるのでしょうね。それもまた楽しみです。
