機能

オフィス文書やPDF、CAD図面も高速・高精度に閲覧

「Brava! for Global Doc」は、Microsoft Officeで作成された文書ファイルや、AutoCAD DWG/DXF/DWFをはじめとするCAD図面ファイル※1、JPEG/TIFF/BMPなどの画像ファイル、Adobe PDFファイルをWebブラウザー上で高速・高精度に表示できます。各ファイルは、サーバー上でWeb環境での表示に適した独自の軽量データCDL形式に変換され、そのCDLデータをWebブラウザーに組み込まれる「Brava!ビューワ」で表示します。

CAD図面ファイル※1、画像ファイル、PDFファイルでは、画像(ラスター画像)に変換するのではなく、ベクター情報を損なわずにCDLデータに変換するため、高精度に表示可能です。

さまざまな形式のファイルを高速高精度に表示「Brava! for Global Doc」操作画面

※1 CAD形式ファイルでは一部制限があります。

ファイルの持ち出しを禁止する高度なセキュリティ

文書管理システムからクライアントにダウンロードされたファイルは、編集・印刷・持ち出しなどのセキュリティ面の不安があります。
「Brava! for Global Doc」は、サーバー側でファイルを表示専用のCDLデータに変換し、そのデータのみをクライアント側に送るビューワです。そのため、クライアント端末に元ファイルをダウンロードさせずに閲覧でき、高速・快適に表示できるだけでなく、ファイルの持ち出しや印刷、画面キャプチャなどを禁止し、情報漏洩を未然に防止します。

ファイル管理のみの状態と「Brava! for Global Doc」のセキュリティ比較

※ 本機能は情報漏洩の完全な防止を保証するものではありません。

注記・コメントなどの書き込み機能(マークアップ)

マークアップ機能により、コメントや変更指示などを書き込むことができます。
雲形やテキストボックス、取消線などの豊富なマークアップツールで、自由に書き込めます。さらに、付箋型のチェンジマークによりコメントを貼り付ければ、チェンジマークの一覧表示画面により、コメント内容の確認や印刷が行えます。

マークアップ情報は、元ファイルとは別のXML形式のファイルとしてサーバー上に保存し、元ファイル自体や表示用のCDLデータには変更を加えず、マークアップ情報は別途保管されます。そのため、同一ファイルに対して複数のユーザーが同時にマークアップを書き込んだり、複数のユーザーが書き込んだマークアップを重ねて表示できます。それぞれのマークアップオブジェクトは、誰がいつ書き込んだか確認も可能です。

マークアップ画面

ファイルの変更前後を比較する差分比較表示

ファイルの比較表示機能は、2つのファイルを重ねて表示し、差異部分に色を付けて表示できます。2ファイルの変更箇所を視覚的に確認できるため、ファイルの版管理や、ワークフローシステムとの組み合わせでファイル回覧時の修正確認など、業務効率化を図れます。

差分表示画面

安全な情報共有を実現するファイル変換機能

Brava!ビューワ上で表示したファイルを持ち出したい場合や社外に配布したい場合は、256bitで暗号化されたCSFファイル(Content Sealed Format)に変換できます。CSFファイルでは、コンテンツセキュリティ技術「Visual Rights」により、閲覧パスワードの設定はもちろん、印刷・テキストコピーの禁止、閲覧可能期限の設定、印刷・表示用透かしの設定、表示レイヤー選択機能の禁止、長さ・面積計測機能の禁止などのセキュリティ設定が可能です。

CSFファイルは、高速・多機能ビューワ「Brava Desktop」でも表示・印刷できるため、CADソフトなどの特別なソフトを持たない社外のユーザーともファイルを共有できます。CSFファイルに変換することで、機密性の高い技術文書や設計図面、顧客情報なども安全に顧客や取引先にメールで送ることができます。また、CAD図面の場合、CSFファイルに変換すると、大幅にファイル容量を軽量化できます。

ファイル変換概要図

※2 Brava Desktopに関しては、株式会社オーシャンブリッジにお問い合わせください。