サーキュラーエコノミー
ビジョン|循環を「文化」に
資源の乏しい日本にとって、限られた資源をどう活かし続けるかは、社会と事業の持続性を左右する重要な課題です。
私たちが目指すのは、資源を使い捨てる社会ではなく、使い続ける社会です。製品を長く使ってもらい、使い手が変わってもその価値を保ち製品や部品として再び活かす。そして最後は素材として循環させる。こうした循環の仕組みを事業として成立させ、持続可能な形で社会に広げていくことが私たちの使命です。
サーキュラーエコノミーが特別な活動ではなく、社会の当たり前になるように、お客様やステークホルダーの皆様とともに循環の仕組みを実装し、循環を「文化」にしていくことを目指します。
リペア・メンテナンス|製品を長く使う
製品をより長く安心して使い続けていただくために、開発段階から修理・メンテナンスのしやすさを追求したモノづくりに取り組んでいます。たとえば、ドラム式洗濯乾燥機では、ヒートポンプユニットを取り出しやすい構造にすることで、部品へのアクセス性を向上。大掛かりな分解を必要とせず、クリーニングや短時間での修理を可能にしています。製品を長く使っていただくことは、資源を大切に活かすことにつながります。
リファービッシュ|製品の価値を再び活かす
Panasonic Factory Refresh
「限りある資源を大切にしたい」そんな思いから生まれたPanasonic Factory Refresh。さまざまな理由で当社グループに戻ってきた家電を点検・整備し、再び安心して使える姿で提供する私たちの新しい提案です。
資源循環|素材として循環させる
家電リサイクルを通した資源循環
私たちは20年以上にわたって家電リサイクル法で定められた4品目(エアコン、テレビ、冷蔵庫、洗濯機)のリサイクルに取り組んできました。家電メーカーとして唯一、社内に家電を解体・分別するリサイクルプラントおよび再生樹脂の開発・製造を行う加東資源循環工場を持ち、資源循環を自社で完結できる体制を構築するとともに、他社とのアライアンスも通じて再資源化の拡大促進に努めています。
加東資源循環工場
パナソニック エコテクノロジーセンター株式会社(PETEC)
パナソニック エコテクノロジー関東株式会社(PETECK)
家電リサイクルプラントでの取り組み
業界初となるエアコン室外機のロボット自動解体システム「廃家電自動解体システム」の開発・導入をはじめ、「フロンガスの自動回収ロボット」の開発など、リサイクル工程の効率化に取り組んでいます。安定した品質で安全かつ効率的な解体を実現することで、人手作業の負担軽減と工程の高度化に貢献し、持続可能な家電リサイクルの実現を目指しています。
再資源化の取り組み
樹脂資源循環事業
加東資源循環工場では、リサイクルプラントで分別された樹脂に対して、洗浄・異物除去・物性回復などの処理を施して、再び家電製品に使用できる品質へと再生しています。製品開発部門と連携しながら、再生樹脂の活用領域の拡大に取り組むことで、資源の新規投入量削減や素材製造時のCO2削減に貢献し、環境負荷の低減と循環型社会の実現を進めています。
金属資源循環事業
使用済み家電には鉄・銅・アルミや金・銀などの貴重な金属が含まれ、「都市鉱山」として注目されています。これらの金属は製錬により高品質な材料へ再生可能であり、資源循環の観点から繰り返し活用することが重要です。私たちは、回収した家電や基板、各種廃資源から金属を効率的に回収し、再び原材料として活用しています。
主な事例
- 廃プリント基板を活用した持続可能なPMP(Product-Material-Product)ループ
- 使用済み家電からの銅資源循環スキームの共創