床清掃を自動化して残業ゼロへ。
「世界一幸せになれる水族館」を支える
『RULO Pro』&『RULO Biz』

床清掃を自動化して残業ゼロへ。
「世界一幸せになれる水族館」を支える
『RULO Pro』&『RULO Biz』

清掃ソリューション|RULO Pro/RULO Biz|
鳥羽水族館|2025.11
清掃ソリューション|RULO Pro/RULO Biz|鳥羽水族館|2025.11

INTERVIEW

前田 行稔

株式会社鳥羽水族館
総務部 設備担当

前田 行稔


INTERVIEW

前田 行稔

株式会社鳥羽水族館
総務部 設備担当

前田 行稔


OVERVIEW

鳥羽水族館

所在地:〒517-8517 三重県鳥羽市鳥羽3-3-6
URL:https://aquarium.co.jp/

1955年開館、飼育種類数日本一を誇る日本最大級の水族館。日本で唯一ジュゴンに会える水族館として知られ、ラッコ、イロワケイルカなど希少な海洋生物を多数飼育。観覧順序のない全長約1.5kmの自由通路で12のテーマゾーンを自分のペースで楽しめます。


OVERVIEW

鳥羽水族館
所在地:〒517-8517 三重県鳥羽市鳥羽3-3-6
URL:https://aquarium.co.jp/

1955年開館、飼育種類数日本一を誇る日本最大級の水族館。日本で唯一ジュゴンに会える水族館として知られ、ラッコ、イロワケイルカなど希少な海洋生物を多数飼育。観覧順序のない全長約1.5kmの自由通路で12のテーマゾーンを自分のペースで楽しめます。


伊勢湾と太平洋を分ける志摩半島の北東端、真珠養殖発祥の地として知られる海洋観光都市に位置する鳥羽水族館は、1955年の開館以来70年にわたって多くの人々に愛され続けてきた日本最大級の水族館です。

伊勢湾と太平洋を分ける志摩半島の北東端、真珠養殖発祥の地として知られる海洋観光都市に位置する鳥羽水族館は、1955年の開館以来70年にわたって多くの人々に愛され続けてきた日本最大級の水族館です。

▲鳥羽水族館は室内型としては国内最大級、通路の全長が約1.5kmにもおよび延床面積は約25,000m2もある

約1,200種類もの生き物を飼育し、その飼育種類数は日本一。日本で唯一ジュゴンに会える水族館であり、ラッコやイロワケイルカなど希少な海洋生物との出会いも魅力です。館内は12のテーマゾーンで構成され、観覧順序が決まっていない全長約1.5kmの自由通路が特徴となっています。

▲鳥羽水族館は室内型としては国内最大級、通路の全長が約1.5kmにもおよび延床面積は約25,000m2もある

約1,200種類もの生き物を飼育し、その飼育種類数は日本一。日本で唯一ジュゴンに会える水族館であり、ラッコやイロワケイルカなど希少な海洋生物との出会いも魅力です。館内は12のテーマゾーンで構成され、観覧順序が決まっていない全長約1.5kmの自由通路が特徴となっています。

▲ジュゴンやラッコなどの海獣が充実しており、多種多様な生き物が暮らす。愉快なパフォーマンスが持ち味のアシカのショーは大盛況

この施設の設備管理を担当する前田さん。館内の空調やポンプといった設備類の管理が本業ですが、機械に強いだろうということで清掃ロボットの導入担当に抜擢されました。前田さんが導入を進めたパナソニックの業務用ロボット掃除機『RULO Pro』と小型の『RULO Biz』。その導入の背景と効果を追いました。

▲ジュゴンやラッコなどの海獣が充実しており、多種多様な生き物が暮らす。愉快なパフォーマンスが持ち味のアシカのショーは大盛況

この施設の設備管理を担当する前田さん。館内の空調やポンプといった設備類の管理が本業ですが、機械に強いだろうということで清掃ロボットの導入担当に抜擢されました。前田さんが導入を進めたパナソニックの業務用ロボット掃除機『RULO Pro』と小型の『RULO Biz』。その導入の背景と効果を追いました。

▲インタビュー取材に協力いただいた総務部設備担当の前田行稔さん。海が近い鳥羽水族館では塩害にも気を使うとのこと

▲インタビュー取材に協力いただいた総務部設備担当の前田行稔さん。海が近い鳥羽水族館では塩害にも気を使うとのこと

導入前の課題と背景

70周年を迎えた鳥羽水族館では、リニューアルの一環として館内の一部をカーペット敷きに変更しました。
「床がかなり古くなって汚れが目立っていたんです。張り替えるかカーペット敷きにするかという会議があって、カーペット敷きにすることになりました」と前田さんは振り返ります。
しかし、この変更が新たな課題を生みました。カーペットになったことで格段に清掃の手間がかかるようになったのです。メインストリートの約1/3から2/3がカーペット敷きとなり、ホコリも溜まりやすくなりました。

導入前の課題と背景

70周年を迎えた鳥羽水族館では、リニューアルの一環として館内の一部をカーペット敷きに変更しました。
「床がかなり古くなって汚れが目立っていたんです。張り替えるかカーペット敷きにするかという会議があって、カーペット敷きにすることになりました」と前田さんは振り返ります。
しかし、この変更が新たな課題を生みました。カーペットになったことで格段に清掃の手間がかかるようになったのです。メインストリートの約1/3から2/3がカーペット敷きとなり、ホコリも溜まりやすくなりました。

▲イスの下など『RULO Pro』では届きにくい場所は翌朝に清掃チームが補完するが、その範囲は少ない

鳥羽水族館の閉館時間は17時ですが、スタッフの定時はその15分後。とはいえ来館者の皆様が閉館時間ぴったりに全員退館頂けるわけではないため、実際に清掃作業がスタートできるのは17時10分頃から。新たにカーペット敷きになったエリアを、総務部と清掃チームの10名近くが充電式掃除機を手に一斉に清掃を行っていましたが、最低でも15分はかかり、残業になってしまうのが悩みでした。
定時で帰れるようにするために、前田さんは清掃ロボットの導入を検討し始めたのです。

▲イスの下など『RULO Pro』では届きにくい場所は翌朝に清掃チームが補完するが、その範囲は少ない

鳥羽水族館の閉館時間は17時ですが、スタッフの定時はその15分後。とはいえ来館者の皆様が閉館時間ぴったりに全員退館頂けるわけではないため、実際に清掃作業がスタートできるのは17時10分頃から。新たにカーペット敷きになったエリアを、総務部と清掃チームの10名近くが充電式掃除機を手に一斉に清掃を行っていましたが、最低でも15分はかかり、残業になってしまうのが悩みでした。
定時で帰れるようにするために、前田さんは清掃ロボットの導入を検討し始めたのです。

なぜ『RULO』が選ばれたのか

清掃ロボット導入の検討が始まったのは2024年12月頃のことでした。当初は他社のロボットを試していましたが、現場からは「全然ゴミが取れていない」「何もないところに突っ込んだ」「迷子になってどこかに行ってしまう」という声が上がっていました。
「一社だけでなく、他社製品も試してみないと、清掃ロボット自体がどんなものかわからない」
前田さんがそう考えていると、館内でパナソニック インフォメーション システムズが導入している飼育システムを扱っている飼育担当者から「清掃ロボットであればパナソニックにもあるよ」と紹介を受け、『RULO Pro』のトライアルを実施することに。
前例が芳しいものではなかったため、半信半疑だった前田さんですが、実際に動かしてみるとその印象は一変。壁際の細かいホコリまでしっかりと回収する様子を目にし、清掃能力の高さを実感しました。
清掃性能の高さに加え、ゴミパックの変更や回転ブラシのメンテナンスが容易な点も『RULO Pro』の良いところ。ロボットということで敷居の高さを感じていた清掃チームの女性スタッフも問題なく扱うことができました。

なぜ『RULO』が選ばれたのか

清掃ロボット導入の検討が始まったのは2024年12月頃のことでした。当初は他社のロボットを試していましたが、現場からは「全然ゴミが取れていない」「何もないところに突っ込んだ」「迷子になってどこかに行ってしまう」という声が上がっていました。
「一社だけでなく、他社製品も試してみないと、清掃ロボット自体がどんなものかわからない」
前田さんがそう考えていると、館内でパナソニック インフォメーション システムズが導入している飼育システムを扱っている飼育担当者から「清掃ロボットであればパナソニックにもあるよ」と紹介を受け、『RULO Pro』のトライアルを実施することに。
前例が芳しいものではなかったため、半信半疑だった前田さんですが、実際に動かしてみるとその印象は一変。壁際の細かいホコリまでしっかりと回収する様子を目にし、清掃能力の高さを実感しました。
清掃性能の高さに加え、ゴミパックの変更や回転ブラシのメンテナンスが容易な点も『RULO Pro』の良いところ。ロボットということで敷居の高さを感じていた清掃チームの女性スタッフも問題なく扱うことができました。

▲長距離レーザーセンサー搭載で、ホールやエントランスといった大空間、長い通路などの清掃を得意とする『RULO Pro』

さらに、他社製品で頻発していた走行エラーもほとんど発生せず、広い面積の場所でもロボットが迷子になることがありませんでした。前田さんは比較資料を作成、トライアル開始からわずかな期間で導入が決定したといいます。

▲長距離レーザーセンサー搭載で、ホールやエントランスといった大空間、長い通路などの清掃を得意とする『RULO Pro』

さらに、他社製品で頻発していた走行エラーもほとんど発生せず、広い面積の場所でもロボットが迷子になることがありませんでした。前田さんは比較資料を作成、トライアル開始からわずかな期間で導入が決定したといいます。

「RULO Pro」の運用方法と導入効果

2025年9月から本格導入された『RULO Pro』1台が現在、直線距離で200~300mあるメインストリートの清掃を担っています。運用方法は極めてシンプルです。閉館後、清掃担当のスタッフが所定のスタート位置まで『RULO Pro』を運び、スイッチを押すだけ。あとは約1時間30分かけて自動で清掃してくれます。

「RULO Pro」の運用方法と導入効果

2025年9月から本格導入された『RULO Pro』1台が現在、直線距離で200~300mあるメインストリートの清掃を担っています。運用方法は極めてシンプルです。閉館後、清掃担当のスタッフが所定のスタート位置まで『RULO Pro』を運び、スイッチを押すだけ。あとは約1時間30分かけて自動で清掃してくれます。

▲本体重量26kgで運搬も楽。「スタート位置さえ決めておけば、マップを選択してスタートを押すだけ。本当に簡単です」と前田さん

「ムラがなく、仕上がりも安定しています。作業完了率も非常に高く、エラーが発生するのはゴミパックが満タンになった状態で動かすか、飼育担当者が作業で伸ばしたホースに引っかかったときくらい。何かエラーがあるときは私に通知がくる形をとっていますが、運用面のトラブルはほとんどありません」と前田さんは清掃の精度を高く評価します。

▲本体重量26kgで運搬も楽。「スタート位置さえ決めておけば、マップを選択してスタートを押すだけ。本当に簡単です」と前田さん

「ムラがなく、仕上がりも安定しています。作業完了率も非常に高く、エラーが発生するのはゴミパックが満タンになった状態で動かすか、飼育担当者が作業で伸ばしたホースに引っかかったときくらい。何かエラーがあるときは私に通知がくる形をとっていますが、運用面のトラブルはほとんどありません」と前田さんは清掃の精度を高く評価します。

▲正面のフタを開けて、ダストボックスにたまった大きなゴミを捨てる。ゴミパックは横から引き出して交換

メンテナンスについては週1回、日曜日に清掃担当者がブラシやダストボックスの清掃を行うだけ。ゴミパックの交換は月1回程度で済んでいます。
「当初は清掃チームのスタッフも機械操作に不安を抱いていましたが、パナソニックさんが用意してくれた簡易マニュアルを使って説明したところ、導入から1~2週間で全員が問題なく操作できるようになりました」と前田さん。
操作、メンテナンスともシンプルなゆえに『RULO Pro』の運用はスムーズに受け入れられ、そして日常のいつもの業務として素早く現場に定着しました。

▲正面のフタを開けて、ダストボックスにたまった大きなゴミを捨てる。ゴミパックは横から引き出して交換

メンテナンスについては週1回、日曜日に清掃担当者がブラシやダストボックスの清掃を行うだけ。ゴミパックの交換は月1回程度で済んでいます。
「当初は清掃チームのスタッフも機械操作に不安を抱いていましたが、パナソニックさんが用意してくれた簡易マニュアルを使って説明したところ、導入から1~2週間で全員が問題なく操作できるようになりました」と前田さん。
操作、メンテナンスともシンプルなゆえに『RULO Pro』の運用はスムーズに受け入れられ、そして日常のいつもの業務として素早く現場に定着しました。

『RULO Biz』をどう使っているか

メインストリートでの『RULO Pro』の成功を受けて、鳥羽水族館では小型の『RULO Biz』も導入しました。設置場所は館内のショッププラザ。
ショップ内では水拭きが不要だった点、ステーションが小さい点、サブスクプランで安価で使える点が導入を後押ししました。

『RULO Biz』をどう使っているか

メインストリートでの『RULO Pro』の成功を受けて、鳥羽水族館では小型の『RULO Biz』も導入しました。設置場所は館内のショッププラザ。
ショップ内では水拭きが不要だった点、ステーションが小さい点、サブスクプランで安価で使える点が導入を後押ししました。

▲閉店後に自動で作業開始、夜間稼働しており朝には清掃が完了している

従来、朝の開店準備の時間に清掃を行っていましたが、店舗が約200平米と広く、時間がかかっていました。また、開店準備にはさまざまな業務があるため朝の時間は大忙し。
「床面清掃の大部分をRULO Bizに任せられるようになって、その時間を他の業務に充てられるようになりました」と前田さん。
店舗内が複雑な構造のため、清掃しきれていない部分も一部ありますが、概ね満足できる状況だといいます。

▲閉店後に自動で作業開始、夜間稼働しており朝には清掃が完了している

従来、朝の開店準備の時間に清掃を行っていましたが、店舗が約200平米と広く、時間がかかっていました。また、開店準備にはさまざまな業務があるため朝の時間は大忙し。
「床面清掃の大部分をRULO Bizに任せられるようになって、その時間を他の業務に充てられるようになりました」と前田さん。
店舗内が複雑な構造のため、清掃しきれていない部分も一部ありますが、概ね満足できる状況だといいます。

▲『RULO Biz』導入後にスタッフから「本当に助かっている」という声が多くあがった

▲『RULO Biz』導入後にスタッフから「本当に助かっている」という声が多くあがった

今後の展望について

『RULO Pro』と『RULO Biz』。2つのロボット掃除機を場所の特性に応じて組み合わせることで、施設全体の清掃の手間や時間を大きく減らすことに成功しました。
「床清掃を『RULO』に任せられるようになり、本当に楽になりました。私の本業である施設管理の分野でもポンプのインバーター化をしましたが、任せられるところは任せるべきと考えます」と言う前田さん。

今後の展望について

『RULO Pro』と『RULO Biz』。2つのロボット掃除機を場所の特性に応じて組み合わせることで、施設全体の清掃の手間や時間を大きく減らすことに成功しました。
「床清掃を『RULO』に任せられるようになり、本当に楽になりました。私の本業である施設管理の分野でもポンプのインバーター化をしましたが、任せられるところは任せるべきと考えます」と言う前田さん。

▲夜間、館内を黙々と清掃してくれる『RULO Pro』

同様に清掃ロボット導入検討している施設に向けて「清掃以外の本来業務を効率的に行えるようになるため、トライアルだけでもやってみる価値はあると思います」とエールを送ります。
「営業時間後の清掃時間を削減するという課題がクリアできました。これまで残業で清掃というのが当たり前になっていたので、定時帰宅が容易になったというのが一番大きいですね」と導入効果についても満足げな様子。
「鳥羽水族館のキャッチコピーは“世界一幸せになれる水族館”です。そんな場所で施設の汚れたところを見せるわけにはいけませんよね。今後もテクノロジーを取り入れながら、お客様のためにも、清潔で快適な環境を維持していきます」と今後の決意を伝えていただきました。

▲夜間、館内を黙々と清掃してくれる『RULO Pro』

同様に清掃ロボット導入検討している施設に向けて「清掃以外の本来業務を効率的に行えるようになるため、トライアルだけでもやってみる価値はあると思います」とエールを送ります。
「営業時間後の清掃時間を削減するという課題がクリアできました。これまで残業で清掃というのが当たり前になっていたので、定時帰宅が容易になったというのが一番大きいですね」と導入効果についても満足げな様子。
「鳥羽水族館のキャッチコピーは“世界一幸せになれる水族館”です。そんな場所で施設の汚れたところを見せるわけにはいけませんよね。今後もテクノロジーを取り入れながら、お客様のためにも、清潔で快適な環境を維持していきます」と今後の決意を伝えていただきました。

▲動物たちが展示される水槽を温かい目で見守る前田さん

▲動物たちが展示される水槽を温かい目で見守る前田さん