パナソニック技報 最新号

パナソニックグループの技術論文誌「パナソニック技報」では、開発者自らが記した技術論文、技術解説をご紹介しています。わたしたちが開発した技術成果をひろく公表することによって、社会からご意見をいただくとともに、技術の進歩、社会の発展に寄与することを目的に、年2回(5月、11月)発行しております。(冊子体の販売はいたしておりませんのでご了承ください。)

本ページでは、パナソニックグループの技術論文誌「パナソニック技報」の概要(テキスト)と全文(PDF)をご覧いただけます。また、バックナンバーもご用意しています。パナソニックグループの技術成果をぜひご覧ください。

トピックス

2018年11月15日

2018年11月号 Vol.64 No.2 を発行しました。次号は2019年5月15日に発行予定です NEW

2018年5月15日

2018年5月号 Vol.64 No.1 を発行しました。次号は2018年11月15日に発行予定です

【11月号】NOVEMBER 2018 Vol.64 No.2

(2018年11月15日公開)

特集:100周年

パナソニックは1918年の創業以来,皆様のくらしの向上と社会の発展に貢献することを基本理念とし,日々の事業に取り組んでまいりました.このたび創業100周年を迎え,当社の存在意義を「くらしアップデート業」と定義いたしました.一人ひとりのくらしを少しでもより良くしていくこと,より暮らしやすい社会をつくりあげることへの思いに変わりはありません.
本特集では,あらゆる時間と場所で皆様のくらしや社会に貢献する,各事業部門の100周年商品と今後の成長を担う新商品・新規事業を支える技術を紹介しています.

100周年特集によせて

パナソニック(株) 専務執行役員 技術担当 宮部 義幸

招待論文

より良い社会を勝ち取るために ~Society5.0の実現に向けて~

東京大学 総長 五神 真

今,世界は激動の時を迎えている.皆で力を合わせ,強い意志と戦略をもって,より良い未来社会を選び取るため,何をすればよいのか.東京大学が考える未来社会ビジョン,そしてこれを実現させるための取り組みを紹介する.

技術論文・技術解説

<家電>

[論文]健康空調を実現するクリーンシステム搭載エアコンの開発

植松 峻一,岡 浩二,大野 洋平,久保 次雄

健康志向と清潔性の要求の高まりから,アクティブクリーンフィルター(注1)と防汚熱交換器を搭載し,部屋の空気をすばやく,きれいにするとともに,エアコン内部のきれいさを維持し続けることができるエアコンを開発した.

(注1)当社の日本国内における登録商標

代表図

[論文]コンパクト大容量を実現した7days冷蔵庫Xシリーズの開発

今田 寛訓,藤田 智弘,堀井 克則

食品をまとめ買いする生活スタイルに対応するため,置き幅そのままで大容量化と背反課題である消費電力量の低減を,新設計した高断熱箱体や冷却効率の向上により実現し,2021年度省エネ目標値を達成した.

代表図

[論文]「空間調和のデザイン」「液体洗剤・柔軟剤自動投入」を搭載したCubleドラム式洗濯乾燥機

松岡 真二,川名 啓之,植田 健大

従来の機能価値のみの追求から脱却し,感性価値を具現化する「キュービックフォルム」「大口径ドラム」「液体洗剤・柔軟剤 自動投入」の開発を行い,ドラム式洗濯乾燥機の新規需要の創造を実現した.

代表図

[論文]「360°低速回転機構」と「適温燻製調理」を搭載したロティサリーグリル&スモーク

桐石 卓,高麗 敦,平田 由美子,後藤 孝夫

本格的な塊肉調理を実現した「回転加熱調理」,各食材に適した温度条件で燻製可能な食材の幅を広げた「適温燻製(くんせい)調理」,表裏両面加熱で均一な焼き色に仕上げる「トースト」を1台で実現できる多機能調理器を実現した.

代表図

[解説]SLAM技術を搭載したロボット掃除機

齊藤 弘幸,天野 克重

ロボット掃除機において,自己位置推定と地図作成を同時に行うSLAM技術に着目し,カメラを用いたVisual SLAM技術を搭載した.この結果,部屋の掃除の網羅性を把握しながら効率よく掃除動作ができるようになり,掃除時間の短縮化ができた.

代表図

<住宅など>

[論文]電力系統安定化のための蓄電池アグリゲーション技術の開発および実証評価

渡辺 健一,上野 貴雅,溝端 竜也

需要家側機器を電力需給の調整力として活用するバーチャルパワープラントのサービス普及を見据え,住宅用蓄電池を統合制御する蓄電池アグリゲーション技術を開発した.これにより,調整力不足の緩和への貢献が可能となった.

代表図

[論文]MEMS加速度センサによる住宅構造診断システム

佐田 貴浩,岸本 和貴,藤野 崇史,野村 建太朗

大規模建築物で実用化されている構造ヘルスモニタリング技術を戸建住宅に普及展開するために,安価なMEMS加速度センサと無線通信を用いた簡易な地震計システムを開発し,加振実験により住宅構造診断への適用性を確認した.

代表図

[論文]軽度な認知機能低下を示す高齢者の早期検知

阿部 賢吾,松村 吉浩,西山 高史,中島 博文,南雲 亮佑,笹部 孝司

各種センサから日常生活における高齢者の行動変容を捉えることで認知機能変化を検知する技術を実証した.これにより住み慣れた住宅で日常生活を送るだけでさりげなく認知機能低下を検知する可能性を得た.

代表図

[解説]HD-PLCマルチホップを用いたスマートメータ通信システム

丸岡 正典,梅田 直樹

HD-PLC(注1)(High Definition Power Line Communication)マルチホップ通信方式にルート分散の仕組みを盛り込み,検針収集スケジューリングにQoS(Quality of Service)制御を付加することで高い検針成功率を実現するスマートメータ通信システムを実現した.

(注1)当社の登録商標または商標

代表図

<車載>

[論文]シリーズハイブリッド向け小型・軽量・高出力リチウムイオンバッテリーシステム

大田 晋志,朝倉 淳,戸出 晋吾

ハイブリッド自動車の低燃費を実現する充放電性能に優れたリチウムイオンバッテリーシステムを開発した.構成部品の大幅な小型,高性能化の課題に取り組み,従来不可能であった運転席下部への搭載を可能とし,本バッテリーシステム搭載車の車内スペース拡大という付加価値を創出した.

代表図

[論文]小型電気自動車向けePowertrainの開発

高橋 知宏,石川 諒,冨永 麗司,相澤 伸哉,湊 純司

小型EV(Electric Vehicle)に求められる小型・軽量・高効率電動パワートレインとして,業界で初めて駆動・電源ユニットを1つの筐体(きょうたい)に統合することで電力変換効率90 %以上を達成する電動パワートレインを開発し,車両の航続距離拡大に貢献した.

代表図

[論文]眠気検知・予測技術に基づくドライバーモニタシステム

式井 愼一,砂川 未佳,楠亀 弘一,望月 誠,北島 洋樹,下村 義弘

顔画像から眠気を検知する技術を開発し,従来を超える正答率83 %を達成した.さらに熱画像を用いて約15分先の眠気予測が可能なことを実証した.これらの技術を用いたドライバーモニタシステムにより,覚醒状態を維持可能なコックピットを実現できる.

代表図

<B2B>

[論文]コントラスト比100万対1を実現する液晶ディスプレイ技術

菊池 克浩

医療用や放送用ディスプレイで要望されているコントラスト規格を満たす,当社従来比約600倍のコントラスト100万対1をもつ液晶ディスプレイを新たな構造,材料,駆動技術の開発により実現した.

代表図

[論文]RFIDを用いたレジ完全自動化ロボット

山本 浩数,熊川 正啓,今村 幸司,石坪 三和,小林 馨

小売業界の労働者負担の軽減のため,電子タグによるレジ業務の自動化が期待されている.レジロボ(注1)の袋詰め機構を利用した電子タグの読み取り機構を開発し,精算対象を100 %検出かつ80 cmより遠くの商品を検出しない構成を報告する.

(注1)レジロボおよびRegi-roboは当社の登録商標

代表図

[論文]データ寿命100年の高信頼性を実現した光ディスクアーカイブシステム

山崎 卓人,小林 靖史

デジタルデータの長期保存ストレージとして,光ディスクを用いたアーカイブシステムを開発した.このシステムは,従来の3倍のディスク容量(300 GB)を実現しながら,推定寿命100年以上のデータ長期保存性を実現した.

代表図

[解説]世界最高水準の顔認証技術

加賀屋 智之

筆者らのディープラーニングを用いた顔認証技術は,2017年4月にアメリカ国立標準技術研究所(NIST)が公開しているデータセット(IJB-A)において,世界最高水準の性能を達成した.本人確認・監視用途などに活用されている本技術についての解説を行う.

代表図

[解説]5G時代の新たなソリューション事業を支える無線通信技術

佐野 達也,新宮 秀樹

5G HetNet上でサービスが提供される5G時代に,当社が取り組むソリューション事業を支える無線通信技術(高密度無線LAN環境の干渉低減技術,高周波数帯のアンテナ設計技術,高精細映像の無線伝送技術)を紹介する.

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パナソニック(株) イノベーション戦略室 広報担当 E-mail:crdpress@ml.jp.panasonic.com
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