パナソニック技報 最新号

パナソニックグループの技術論文誌「パナソニック技報」では、開発者自らが記した技術論文、技術解説をご紹介しています。わたしたちが開発した技術成果をひろく公表することによって、社会からご意見をいただくとともに、技術の進歩、社会の発展に寄与することを目的に、年2回(5月、11月)発行しております。(冊子体の販売はいたしておりませんのでご了承ください。)

本ページでは、パナソニックグループの技術論文誌「パナソニック技報」の概要(テキスト)と全文(PDF)をご覧いただけます。また、バックナンバーもご用意しています。パナソニックグループの技術成果をぜひご覧ください。

トピックス

2017年11月15日

2017年11月号 Vol.63 No.2 を発行しました。次号は2018年5月15日に発行予定です NEW

2017年5月15日

2017年5月号 Vol.63 No.1 を発行しました。次号は2017年11月15日に発行予定です

【11月号】NOVEMBER 2017 Vol.63 No.2

(2017年11月15日公開)

特集:B2Bソリューションを支えるインダストリアル技術

IoTの加速度的進展,人工知能(AI)の非連続な進化,さらには桁違いのコンピュータ処理能力向上といった近年の技術メガトレンドは,B2B事業に質的変化をもたらし,事業を支えるインダストリアル技術にも新たな視点が必要と考えられます.
本特集では,そのメガトレンドから期待されるサービス価値を生み出すB2Bソリューションを支えるインダストリアル技術のプラットフォームをご紹介します.

B2Bソリューションを支えるインダストリアル技術特集によせて

パナソニック(株) 執行役員
オートモーティブ&インダストリアルシステムズ社 副社長・技術担当 (兼)技術本部長 藤井 英治

招待論文

材料研究の醍醐味とこれから

東京工業大学 科学技術創成研究院 教授
同学 元素戦略研究センター センター長 細野 秀雄

材料という分野の特徴からその研究ならではの醍醐味を紹介する.また,大きな変革期に入りつつある材料研究の現状と将来ついて私見を記す.

技術論文・技術解説

[論文]サーモカメラによる非接触温冷感センシング

楠亀 弘一,米田 亜旗,式井 愼一,シラワン ナワット,野坂 健一郎,久保 博子

サーモカメラを用いた非接触式温冷感(暑い寒いの感覚)推定手法を開発した.着衣によらず温冷感推定が可能で,超解像技術により8×8画素で6 m先の人の温冷感を推定可能にした.本技術により,ルームエアコン,カーエアコン,オフィスなどで快適と省エネを両立するパーソナル空調が可能となる.

代表図

[論文]製造システムの稼働適正化に向けた多種多元データ活用ソリューション

樋口 裕一,天野 博史,清水 太一,厚田 鳴海,井田 雅夫,多鹿 陽介

工場の稼働データを,製造現場や設備のドメイン知識を活用して,体系的に抽出・統合・蓄積したうえで,機械学習による異常検知を適用する分析アーキテキチャを提案する.設備起因の稼働ロス低減,セキュリティ起因の稼働ロス予防などの具体的ソリューションへの適用例を示す.

代表図

[解説]GaN-GITによる小型高効率パワーエレクトロニクス機器

原 淳一郎,長岡 一彦

ワイドバンドギャップ特性をもつ高耐圧パワースイッチングデバイスであるGaN-GITを用いたエレクトロニクス機器の小型・高効率化を,AC-DCコンバータと,モータ駆動用インバータを例に解説する.

代表図

[論文]特殊産業車両向け3次元測位ミリ波レーダ

佐藤 潤二,岸上 高明,岩佐 健太,阿部 敬之,村田 智洋,四方 英邦

作業者から見えない位置の障害物や人を検出して車両の安全走行を実現するための3次元測位ミリ波レーダを開発し,3次元運動する物体の追跡検出や歩行人体のイメージングを可能とした.また,小型化に向けて140GHz帯CMOS送受信回路およびレーダモジュールを開発した.

代表図

[論文]ロボット用高精度モーションセンシングユニット

藤田 孔明,中原 充也,佐藤 祐之,寺尾 篤人

角速度センサと加速度センサのユニット化による多軸化,温度特性の補正と耐振動性の向上による姿勢角の改善を行い,広範な温度および振動環境下で使用できる高精度なモーションセンシングユニットを実現した.

代表図

[論文]小型・高速・高精度位置決め技術を有する高性能サーボモータ,アンプ

麻生 宜農,辻本 隆宏,園田 大輔,下田 和弘

産業分野では省人化を背景とした自動化が急速に進んでいる.そこで,サーボモータの小型化,アンプの高性能化(速度応答周波数従来比1.4倍)・無線接続システムの技術開発をし,お客様設備の生産性向上,省スペース化,IoT化を実現した.

代表図

[論文]マイクロ波無線電力伝送による超小型絶縁ゲートドライバ

根来 昇,河井 康史,田畑 修,崔 成伯,榎本 真悟,永井 秀一

マイクロ波無線電力伝送技術と新たに開発した電磁界共鳴結合器を用いて,制御信号だけでなくパワーデバイスを駆動するのに必要な電力も同時に伝送することができる,小型絶縁ゲートドライバを開発した.

代表図

[論文]IoTソリューション向け電池レス無線スイッチ

佐田 紀文,野田 雅明,大石 傑

電源を持たない装置や配線が困難な装置,電池交換が困難な装置からの情報取得を実現する電池レス無線スイッチを開発した.本開発の電池レス無線スイッチは,さまざまな装置への搭載を考慮し,小型・薄型形状としながら業界トップレベルの発電量を確保し,安定した通信品質を実現した.

代表図

[論文]SOI技術による機能安全対応車載電池監視用IC

藤井 圭一,小林 拓,井上 真幸,小林 仁

ISO26262 ASIL-Cに準拠するEV/HEV用BMS向け次世代バッテリー監視ICを開発.車載0.15 μm SOIプロセスにより,ディペンダブル(dependable,頼りがいのある)なシステムを実現した.

代表図

[論文]セキュリティLSI向け高速・低消費電力ReRAM

早川 幸夫,村岡 俊作,姫野 敦史,伊藤 理,米田 慎一

抵抗変化メモリー(ReRAM:Resistive Random Access Memory)は,高速動作・低消費電力の特徴を有する不揮発性メモリーとして注目されている.筆者らは,40 nm技術ノードで2 Mbit容量のReRAMを試作し,1万回書き換え後の優れたデータ保持性能(85 ℃,10年)を実証した.

代表図

[論文]異方性磁気抵抗効果素子とHall素子を用いた高精度角度センサ

尾中 和弘,長部 亮,藤浦 英明,一宮 礼孝,吉内 茂裕,山田 清高

自動運転システムに必要なモータ角度制御には,高精度角度センサが求められている.検出精度の高いAMR素子と極性判別用Hall素子を組み合わせて,業界最高レベルの角度検出精度±0.13°の絶対角検出を確認した.

代表図

[解説]高コントラスト・広視野角IPS液晶ディスプレイの開発

宮崎 香織

業務用モニタにおいて,広視野角と高コントラスト比の両立が望まれている.IPS (In-Plane Switching)液晶の特徴である広視野角を確保しつつ,材料・プロセス・構造の変更により,高コントラスト比を実現した液晶ディスプレイを開発したので,本稿にて解説する.

代表図

[論文]計算科学によるPZT強誘電体の焦電物性解析法

前嶋 宏行,田中 良明,高山 了一

焦電型赤外線センサに用いられる強誘電体PZTの焦電応答を,分子動力学シミュレーションを用いて解析した結果を報告した.誘電体物性を原子レベルで解析可能であることを示すとともに,今後の材料開発に向けての課題を示唆した.

代表図

[解説]最先端LSI向け応力緩和性基板材料

柏原 圭子,渡邉 李歩子

携帯端末用の最先端LSIの薄型化に伴うパッケージの反(そ)りを低減するため,低弾性かつ応力を緩和する効果のある基板材料を開発した.これによりパッケージ反りを50 %低減するとともに接続信頼性の向上を実現した.

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