パナソニック技報 最新号

パナソニックグループの技術論文誌「パナソニック技報」では、開発者自らが記した技術論文、技術解説をご紹介しています。わたしたちが開発した技術成果をひろく公表することによって、社会からご意見をいただくとともに、技術の進歩、社会の発展に寄与することを目的に、年2回(5月、11月)発行しております。(冊子体の販売はいたしておりませんのでご了承ください。)

本ページでは、パナソニックグループの技術論文誌「パナソニック技報」の概要(テキスト)と全文(PDF)をご覧いただけます。また、バックナンバーもご用意しています。パナソニックグループの技術成果をぜひご覧ください。

トピックス

2020年11月16日

2020年11月号 Vol.66 No.2 を発行しました。次号は2021年5月17日に発行予定です NEW

2020年6月1日

2020年5月号 Vol.66 No.1 を発行しました。

【11月号】NOVEMBER 2020 Vol.66 No.2

(2020年11月16日公開)

特集:モノづくり革新

当社のもつモノづくりの強みを掛け合わせ,お客様と社会の課題を解決することを目指し4つのキーワードで構成したモノづくりビジョンを策定しました.本特集では,この4つのキーワード「Dynamic & Scalable」「Integrated」「Rapid」「Circular」に関連する当社のモノづくり革新の取り組みについて紹介いたします.

モノづくり革新特集によせて

パナソニック(株) テクノロジー本部・マニュファクチャリングイノベーション本部 本部長 小原 英夫

招待論文

デジタル化時代のものづくり戦略

東京大学大学院経済学研究科 教授 藤本 隆宏

ものづくり組織能力と製品アーキテクチャの適合により産業競争力を説明する進化論的枠組み,およびそれをデジタル化の局面に適用した「上空」「低空」「地上」3層構造モデルにより,地上戦に強みを持つわが国製造企業の対上空戦略・対低空戦略の方向性を論じる.

技術論文・技術解説・総説

< Dynamic & Scalable >

[論文]工場間データ連携で地域最適オペレーションを実現する次世代拠点プロジェクトの取り組み

遠近 祥史,槇原 正

戦略地域である中国で製造IoTプラットフォームの構築を開始した.現場からの多様なデータの自動収集と標準化,データ連携基盤の開発により,製造間接作業の効率化と経営管理情報を一元化するシステムの実証を行った.

代表図

[論文]東南アジアの製造拠点におけるデジタライゼーション推進

熊 俊輝,大脇 圭裕,エン ヨン ヘン,チャンドラ スワンディ ウィジャヤ,ポンサク ラサン,ドバ トゥ オック

東南アジア製造拠点におけるデジタライゼーション促進のため,デジタル人材育成,IoT・AIソリューション開発,モデル構築などを積極的に推進している.具体例として,IoT・AIを活用した外観検査,安全管理,見える化について論じる.

代表図

[論文]現場プロセスイノベーションを基点とした物流倉庫オペレーション進化とショーケース化

木村 雅典,長谷川 誠,伊藤 智祥,望月 綾乃,一力 知一

IoTやAIを駆使し倉庫内のあらゆるデータのセンシング,可視化,課題抽出,真因分析を高速かつ高精度に行えるデジタルトランスフォーメーションを構築し作業工数を半減,改善を日常的に行える物流倉庫へ進化させた.

代表図

[解説]AIを活用した時系列データ予測による設備異常予知システム

江 亦然,畠中 伸也

ディープラーニング技術の応用に着目し,時系列データを用いた将来の加工品の加工後の形状を予測するモデルを開発した.異常形状の発生を予測することにより,設備異常の予知を実現する.

代表図

[論文]外観検査に適した新たな深層ニューラルネットワークの提案

鎌田 祥平,中塚 俊介,山本 治美

品種が頻繁に変更される製品や不良率が低い製品は不良データの収集が困難であり,AIによる製品外観検査の実現が難しい.このような状況下におけるAI製品外観検査を実現するため,良品データのみの学習で良否判定が可能なネットワーク(見比べNet,MSP-CGAN)を開発した.

代表図

[解説]スマートマニュファクチャリングを支える製造システムセキュリティ

小野 正浩,坂田 祐二

近年,工場ではスマートマニュファクチャリング化が進み,データの流通・活用が多くなっている.このためサイバーリスクは増大しており,生産を継続するために,製造システムセキュリティは不可欠である.ここではその概要について解説する.

代表図

[論文]打ち抜き加工の荷重センシングと深層学習によるプロセス状態の見える化

和田 紀彦,高橋 正行,藤井 慶太郎

量産現場で広く用いられる打ち抜き加工を対象として,ワークに作用する荷重をリアルタイムで高精度に計測できるセンシングシステムを開発した.クリアランスや工具摩耗の変化は,荷重曲線の変化として表れることが明らかとなった.

代表図

< Integrated >

[論文]高品位金属加飾部品を実現するプレス技術

水野 翔太,三田 友紀,峯 英生,切通 毅,井芹 充博

R0.2 mm以下のエッジ,樹脂めっき品同等の光沢感,切削品同等の干渉縞(じま)を,後加工なしのプレス加工により実現し,高品位な金属加飾部品を,切削,樹脂めっきなどの従来工法の半分以下のコストで提供する技術を開発した.

代表図

< Rapid >

[論文]3Dプリンタ造形物の衝撃強度向上に向けた高粘度インク吐出可能なインクジェットヘッド開発

阿部 敬行,熊澤 謙太郎,槇本 敦,入江 一伸,豊福 洋介,堀尾 英明

高粘度のインクが吐出可能となるインクジェットヘッドを開発した.オリゴマー含有率30 wt%の高粘度インク(60℃,30 mPa・s)を吐出可能になり,衝撃強度は従来比3倍の113 J/mとなった.

代表図

[論文]高精度・短納期を実現するマイクロ波成形工法の開発

長嶋 貴志,松原 亮,若杉 勇作,伊豫田 真

射出成形工法と同品質で,さらに低コスト,短納期を実現するために,成形用ゴム型を均熱に硬化させる高精度型製造技術,電磁界・熱流体・熱変形の連成シミュレーションを用いた成形時における成形品の寸法予測技術を開発した.本技術を用いて,在庫部品から製作したサービスパーツは実用化可能な精度を実現した.

代表図

< Circular >

[総説]パナソニック環境ビジョン2050実現に向けた取り組み

山内 政典

当社が掲げる「パナソニック環境ビジョン2050」のなかで示す,クリーンなエネルギーで安心してくらせる持続可能な社会の実現に向けた具体的な取り組み事例を紹介する.

代表図

[論文]CO2ゼロ工場実現に向けた自家消費型太陽光発電システムの導入条件最適化手法

溝端 竜也,岡市 敦雄,山下 英毅

自家消費型太陽光発電における目標の電力自給率を,傾斜角や方位角などの導入条件の最適化により最小構成で実現する最適化手法を開発した.その結果,目標達成に必要な発電設備容量が削減できることが示された.

代表図

[論文]セルロースファイバー複合樹脂の製造技術とリサイクル技術

浜辺 理史,濱田 真吾,今西 正義,西野 彰馬,角尾 龍彦

植物由来のセルロースファイバーを55 %の濃度で樹脂に混練する複合加工技術を開発した.家電への適用を想定し,ミックスプラスチックから単一種類への高速選別回収,リサイクル時の物性強度確保技術を確立した.

代表図

[解説]10 mm以下小粒樹脂の選別技術

宮地 直也

リサイクル工場では従来選別が不可能であった破砕後の小粒樹脂片(径10 mm以下)の高精度選別が望まれている.小粒樹脂片を認識する近赤外線センサの高分解能化,および的確に樹脂片を射落とすパルスエアによる局所噴射技術により,高精度な選別を可能とする樹脂選別装置を開発した.

代表図

関連するコンテンツ

【5月号】November 2016 Vol.62 No.2

お問い合わせ

パナソニック(株) イノベーション戦略室 広報担当 E-mail:crdpress@ml.jp.panasonic.com
※アイデアなどのご提案(商品に対するご意見・ご提案等)は、「メールでのお問い合わせ|サポート」までお願いいたします。
※上記以外に関するお問い合わせにつきましてはお手数ですが、「総合お客様サポート」までお願いいたします。