パナソニックの研究開発について

当社は、「家電」、「住宅」、「車載」、「BtoB」の4つの事業軸で、
成長戦略を進め、お客様の価値につながる研究開発に取り組んでいます。

A Better Life, A Better World

「ものをつくる前に、人をつくる」
これは、創業者・松下幸之助の言葉です。
「事業は人にあり。どんな経営も適切な人を得て、はじめて発展していくものである」
これまでも、これからも、世界を動かしていくのは「人」に他なりません。

私たちには、成し遂げなければならないことがあります。
私たちには、果たさなければならない責任があります。
一人ひとりのくらしに寄り添う製品やサービスをつくり、
世界へ展開してきたパナソニックにしかできないことがある。

世界中の人々の願いをカタチにし、日々より良くなっていく。
それが、私たちに課せられた使命です。
「くらしを、世界をアップデート。」
パナソニックは、人と技術を通して、常に挑戦し続けます。

研究開発体制
「未来」を見据え、挑戦し続ける。

社内組織を示すイメージ図。組織は大きく8つに分けられる。1. イノベーション推進部門およびプロフェッショナルビジネスサービス部門、2. アプライアンス社、3. ライフソリューションズ社、4. コネクティッドソリューションズ社、5. オートモーティブ社、6.インダストリアルソリューションズ社、7.中国・北東アジア社、8.US社。R&D組織体制は以下を参照。

イノベーション推進部門

  • イノベーション戦略室
  • オープンイノベーション推進室
  • くらし基盤技術センター
  • エネルギー事業開発室
  • テクノロジー本部
  • マニュファクチュアリングイノベーション本部
  • デザイン本部

プロフェッショナルビジネスサービス部門

アプライアンス社

技術本部

  • エアコン・コールドチェーン開発センター
  • ホームアプライアンス開発センター
  • デジタルトランスフォーメーション開発センター
  • R&Dプランニングセンター

新家電くらしクリエーションセンター

ライフソリューションズ社

ソリューション開発本部

  • ライティング開発センター
  • エナジーシステム開発センター
  • エコシステムズ開発センター
  • システムソリューション開発センター
  • システムテクノロジー開発センター
  • ソリューション開発企画室

技術本部

  • 綜合技術センター
  • くらし・空間コンセプト研究所
  • R&D企画室

ものづくり革新本部

  • 生産技術センター

コネクティッドソリューションズ社

  • イノベーションセンター

オートモーティブ社

開発本部

  • 統合制御システム開発センター
  • プラットフォーム開発センター

インダストリアルソリューションズ社

技術本部

  • プロセスデバイス革新センター
  • センシングソリューション開発センター
  • エネルギーソリューション開発センター

中国・北東アジア社

技術・品質本部

・基盤技術開発部
・IoT開発部
・北京研究所

  • イノベーションセンター

US社

グローバル研究開発拠点

パナソニックは、「家電」「住宅」「車載」「BtoB」の
幅広い分野で、お客様の価値につながる研究開発に取り組んでいます。
また、日本をはじめ、北米、欧州、アジアにおいて、
各地域の人材や技術を活かした研究開発体制を敷き、世界最適地開発を進めています。

パナソニックの開発拠点を示す世界地図。Europe、Greater China、ASEAN、India、North America の6 エリアがある。詳細は以下を参照。
Europe E 1  Panasonic R&D Center Germany, GmbH
E 2  Panasonic Langen Development Centre
E 3  Integrated Digital Service Center
E 4  Panasonic Mobile Communications Development of Europe Ltd.
E 5  Panasonic Industrial Devices Europe Gmbh. Europe Technology Center
E 6  Panasonic IMEC Center
Greater China C 1  China & Northeast Asia Company
C 2  Panasonic R&D Center Suzhou Co., Ltd.
C 3  Panasonic Home Appliances R&D Center (Hangzou) Co., Ltd.
C 4  CLSRC: China Life-style Research Center
C 5  Panasonic Software Development Center Dalian Co., Ltd.
C 6  Panasonic Automotive Systems Development Tianjin Co., Ltd.
C 7  Panasonic Industry (China) Co.,Ltd China Technology Center
ASEAN A 1  Panasonic R&D Center Singapore, Division of Panasonic Asia Pacific Pte. Ltd.
A 2  Panasonic R&D Center Vietnam Co., Ltd.
A 3  Panasonic Appliances Air-Conditioning R&D (M) Sdn. Bhd.
A 4  Panasonic Industrial Devices Singapore - Singapore Technology Center
A 5  Panasonic Appliances R&D Centre Asia Pacific Sdn. Bhd.
A 6  Panasonic Appliances R&D Center Singapore
India I 1   Panasonic India Appliances Company, AP India R&D Center
I 2   PLSIN-ISAMEARDIC : Panasonic Life Solutions India Pvt., Ltd. ISAMEA R&D Incubation Center
North America U 1  Panasonic R&D Company of America, Division of Panasonic Corporation of North America
U 2  ARIMO Inc.
Japan 関東エリア ・東京拠点 ・横浜拠点
関西エリア ・大阪拠点 ・京阪奈拠点 ・滋賀拠点
九州エリア ・福岡拠点

Our Activity

各種施策で自らを鍛えるとともに、大学や各種研究機関とも共同研究活動を実施し、
革新的で新しい商品やビジネスモデルを創造します。

新たなステージへ

チャレンジ活動 / Challenge Activities

■ 共創ラボ

  • 主要企業、ベンチャー企業と東京・大阪・福岡拠点で共創(アイデアソン、ワークショップなど開催)

■ イノベーション推進

  • シリコンバレーを中心にワールドクラスの技術/ビジネスリーダーによる、スピード感と自主性を持って、新たなプロダクトやサービスを創出
  • ビジネス/テクノロジー/クリエイティブを有機的に結合させ、グローバルでの変革と事業成長に貢献
写真:Business Technology Creative

オープンイノベーション / Open Innovation

■ 共同研究:国内外大学・研究機関

<国外>

  • imec(ベルギー)、CEA(フランス)、MIT(USA)、Stanford大学(USA)など

<国内>

  • 150を越える大学研究室および国立研究機関と連携
  • 東京大学、京都大学、大阪大学、名古屋大学、九州工業大学、産業技術総合研究所、物質・材料研究機構の構内にパナソニックの研究拠点を設置し、共同研究を推進

■ 協業・共創:自前主義脱却/スピード重視/Win-Win関係構築

  • Vieurekaプラットフォーム
    2019 パートナー向けに提供開始
    2020 新機種カメラリリース

    ※ IoTエッジデバイスとその上で動くアプリケーションをクラウドから管理・制御し、画像解析結果等のデータを手軽に収集、分析、活用できるプラットフォーム
Vieurekaロゴ
Vieurekaカメラ

■ ベルリンフィル技術開発協業

ベルリン・フィルのメディア子会社「ベルリン・フィル・メディア」と、ご家庭や車室内での高品位なコンサート体験の実現を目指した技術開発協業を2017年1月より推進。

  • 4KHDRによる配信により、楽器の輝きや質感までをも映し出す高精細な映像で、ご家庭に居ながらにして、まるでコンサートホールにいるような臨場感あふれるライブ体験を提供
  • パナソニックおよびテクニクスの映像・音響機器において、ベルリン・フィル・メディアのレコーディングプロデューサーや音響技術者の知見を得ながら、感性領域にまで踏み込んだ高品位な音を追求し、その音を再現する技術開発の取組み
ベルリン・フィルコンサートホールの写真
(c) Monika Rittershaus
コンサートの映像をタブレットで見ている人の写真
(c) Peter Adamik

学会等社外活動/External Activities Including Academic Societies

■ 学会活動・論文投稿

  • 世界トップレベルにチャレンジ(Nature、Sciecne、NeurIPS...)
     

■ 標準化活動

  • 北米/欧州/中国/シンガポールに拠点を設置しグローバル標準化活動を推進
  • 国際標準:IEC(電気・エネルギー)、ITU(電気通信)、ISO(自動車等)
  • フォーラム・コンソーシアム:W3C(ウェブ技術)、3GPP(5G)、IEEE(通信)
  • グローバル政策:欧州委員会(エネルギー、デジタル化)、中国(電気自動車)
     

■ 国家プロジェクトへの参画

  • 内閣府 戦略的イノベーション創造プログラム(SIP)
  • 文部科学省 センター・オブ・イノベーション(COI)プログラム
  • 経済産業省 NEDOエネルギー・環境技術、産業技術プロジェクト
    ※NEDO:国立研究開発法人 新エネルギー・産業技術総合開発機構
  • 総務省 情報通信技術の研究開発

技術人材育成プログラム/R&D Human Resources Development Program

■ 専門技術研修プログラム

  • 要素技術強化に向けた階層毎の技術研修
  • 自主的な技術交流を促進する社内技術交流会
     

■ 実践的育成プログラム

  • 国内外留学
  • グループ横断の人材交流
研修プログラム一覧。大きく専門技術研修、階層別研修、マネジメント研修の3つに分けられる。1.専門技術研修:IoT/ロボティクス領域とエネルギー領域があり、基盤技術には技術分野ごとの社内技術研修(約170講座)と新入社員実践研修がある。1-1.IoT/ロボティクス領域:デジタルAV・ネットワーク技術、クラウド技術、人工知能(AI)技術、機械制御技術の4つ。1-1-1.デジタルAV・ネットワーク技術:応用にはデジタル/NW応用塾、エキスパートにはシステム・アーキテクト塾。1-1-2.クラウド技術:応用にはIoT・クラウド応用塾、エキスパートにはシステム・アーキテクト塾。1-1-3.人工知能(AI)技術:応用には実践コース(OJT)、エキスパートにはエキスパートコース。1-1-4.機械制御技術:応用には機構メカ応用塾。1-2.エネルギー領域は、パワーエレクトロニクスと材料・デバイスの2つ。1-2-1.パワーエレクトロニクス:応用にはパワエレ応用塾、エキスパートにはパワエレ実践塾。1-2-2.材料・デバイス:基盤技術には材料・デバイスステップアップ塾、応用には材料・デバイス応用塾、エキスパートには材料・デバイスTOP塾がある。2.階層別研修:基盤技術・応用には中堅社員技術塾、エキスパートには新任基幹職技術塾がある。3.マネジメント研修:応用には技術戦略研修(PMOT)、エキスパートには技術マネジメント研修がある。

Innovators
革新者であるために。

顔写真:ジョン・ステファン

阪田隆司
航空宇宙工学 専攻 テクノロジー本部 デジタル・AI技術センター 2012年4月入社

大学では情報系とは無縁の航空宇宙工学を専攻していました。ただ、研究でデータ処理のプログラムを扱う中で情報技術に興味を持ち、入社後は情報システム系の職場に配属。そこでさまざまなデータを生かすためのスキルを身につける重要性が分かり、業務の合間にデータサイエンティストが集うコミュニティ「Kaggle」でコンペなどを通じて腕を磨き、2019年6月にGrandmasterの称号を得ることが出来ました。現在、こうした経験を生かして、モバイル用バッテリーの使用時データを収集・解析し、電池の利便性を向上させるアルゴリズム開発に取り組んでいます。また、AIの研修講座の講師も担い、AI人材の育成にも貢献しています。

顔写真:成山穂奈美

成山穂奈美
高分子化学 専攻 テクノロジー本部 マテリアル応用技術センター 2015年4月入社

次世代電池の正極材料の開発を行っています。求められる材料のさまざまな特性を考慮して見いだした候補から選定し、電池としての特性を評価しています。世界の最先端の研究開発が出来ること、そしてグローバルに仕事をするチャンスがある事に魅力を感じています。5年、10年先に当社が世に出す製品で新しい文化を創り出せるような材料の開発を行う事が私の夢。学生時代は高分子化学が専門で、電池という電気化学とは無縁だったので、最初は苦労しましたが、今では正極材料の開発を任されるまでになっています。こうした先端研究を扱う部署にしか出来ない役割を果たしていきたいと思います。

顔写真:辻川美沙貴

青木あすか
材料工学 専攻 コネクティッドソリューションズ社 メディアエンターテインメント事業部 2016年4月入社

大規模なイベントなどで使われるプロジェクションマッピングで、動く物体に高速で追従しながら映像を投影するためのセッティングアプリケーションの開発を担当しています。学生時代は半導体の物性研究に取り組み、電気的な測定を新たに「光」で測定する方法を探求していました。こうした「光」での可能性をもっと追求したいという思いから、さまざまな領域で「光」を取り扱うパナソニックに入社。それまで経験が無かったソフト開発にも取り組み、試行錯誤しながら、「光」によって創り上げる「映像」によって、エンターテインメントの世界で多くの人にインパクトと感動を与えられる技術を作っていきたいと考えています。

顔写真:小泉喜靖

高野創志
材料工学 専攻 アプライアンス社 ビューティ・パーソナルケア事業部 2015年4月入社

ドライヤーの先行開発を担当しています。時代とともに変化するお客様の要望にスピーディに応えていくのが仕事で、現在、高速乾燥機能の向上に取り組んでいます。当初は大学院に進むつもりが、会社説明会で、ナノケアスチーマーを開発する技術者と出会い、今までにないものを作ることの魅力を知り人生が変わりました。速乾ノズルの開発は、200以上のアイデアをお客様の目線に立って絞り込み、試作品を作ってはモニター評価で効果を確認することを繰り返し、磨き上げたものだけが商品となります。実際に使っている顔が見え、その人の生活や豊かになっていく「世界一のドライヤー」を作りたいと考えています。

顔写真:劉蝶(りゅう ちょう)

山川健司
情報・通信工学 専攻 オートモーティブ社 開発本部 2015年4月入社

車載カメラの画像から物体を検知するアルゴリズムの開発を担当しています。もともと、車載に拘っていたわけではなく、人の役に立つもの・人を感動させるものを創りたいという思いでパナソニックに入社しました。入社2~3年目から、自らの技術をお客様に説明する機会もあり、「これはパナソニックにしかできないよね」とお褒めの言葉を頂いた際は嬉しかったです。今は車を担当していますが、『いろんなことをやりたい!』というのが根っこにあるので、培ってきた技術・スキルを今後色々な方向に繋げていけるのはパナソニックならではの魅力と感じています。

顔写真:加藤将弘

川上みずほ
機械工学 専攻 マニュファクチャリングイノベーション本部 2016年4月入社

環境対応車へのシフトを加速させる車載用二次電池を製造する装置の開発担当しています。子供の頃からロボットが好きで学生の時はサークルに入り、ロボットコンテストにも参加しました。私の目標は「自分が設計した設備で作った製品を通した社会への貢献」。そのためにグループ内の発注側関係者と設備仕様を何度も何度も詰め、最適な設備になるよう日々努力しています。こうしたことを通じて自分の仕事に対する責任感も高まっています。保有する多くの先端技術を駆使して、自社設備を発注側と一緒に開発が出来るのがパナソニックならではと感じています。