今とはどこが違うか調べてみよう!
1930年ごろの暮(く)らしは?

1930年ごろというと、昭和のはじめごろ。東京や大阪では地下鉄が開通(かいつう)して、家には電気やガス、水道が引かれるようになった。少しずつ便利(べんり)になってきた時代だよ。

町に住(す)んでいる人は、長屋(ながや)という家に住んでいる人が多かった。長屋というのは、となり同士の家がつながっていて、ひとつづきの建物になっている。部屋の数が少ないので、ごはんを食べるのも寝るのも同じ部屋。ごはんを食べるちゃぶ台は、寝る時には足をたたんで片づけていたんだ。まだ扇風機(せんぷうき)や電気こたつは、お金持ちの家にあるぜいたく品だったんだよ。

この時代、日本と中国が戦争をしたり、世界のあちこちで戦争が起きた。そのため1930年代の終わりごろになると、食べるものや着るものがだんだん手に入りにくくなっていったんだ。