カーボンフットプリントとは
製品のカーボンフットプリント(Carbon Footprint of Products: CFP)は、製品の原材料調達から廃棄されるまでのライフサイクル全体で排出される温室効果ガス(Greenhouse Gas: GHG)の量をCO2に換算して示すものです。
製品によって異なりますが、主に以下のライフサイクルステージごとに、各種基準やガイドラインに沿って算定します。
原材料調達: 資源の採取や部品の生産
製造: 製品の組み立てやパッケージング
流通: 製品の輸送や保管
使用: 製品の使用中のエネルギー消費
廃棄: 製品の廃棄やリサイクル

なぜCFPの算定が必要なのでしょうか?
CFPによって環境影響の「見える化」が可能になります。そのため、自社のサプライチェーン全体のGHG排出量削減を図る顧客企業からCFPの算定を要請されるケースが増えています。また、EUをはじめとして、グローバルでCFPの算定を義務化する法規制の整備が進んでいます。
今後、グローバルに製品を販売する場合には、CFPの算定が必須になってくることが想定されます。