ヘアードライヤー「ナノケアEH-NA0G」の広告表示差止訴訟における勝訴判決(控訴審)のお知らせ
パナソニック株式会社
2025年2月19日
パナソニック株式会社(以下、当社)は、ダイソン株式会社(以下、控訴人)からヘアードライヤー「ナノケアEH-NA0G」の広告表示差止訴訟(以下、本訴訟)を提起されていましたが、知的財産高等裁判所は、2025年2月19日、控訴を棄却する判決(以下、控訴審判決)を言い渡し、当社が勝訴しましたので、お知らせいたします。
本訴訟は、控訴人が、当社の「ナノケアEH-NA0G」の広告表示は消費者の誤解を招くものであるなどと主張して、その差止めを求めて提起したものです。第1審判決(東京地方裁判所)は、2023年4月27日付で、「当社の広告表示は消費者の誤解を招くものとはいえず、不正競争防止法に違反しない」との判断を示しましたが、控訴人はこれを不服としたため、今回の控訴審が行われていました。
控訴審判決は、当社の言い分を全面的に認め、当社の実験は合理的なものであり、その結果に基づいて当社の広告表示が行われていると判断しました。その一方で、控訴人の実験方法には第1審判決後に追加で実施したものを踏まえても不適切な点があり、控訴人の請求はいずれも理由がないと判断しました。これにより、控訴審においても当社が全面勝訴するに至ったものです。
ナノイー技術は当社の長きにわたる研究開発に裏打ちされた技術であり、その価値は実際にお使いいただいているお客様等に高く評価いただいております。当社は、これからも関連法規やガイドラインに準拠し、ヘアードライヤー「ナノケア」の商品価値を、お客様に正しくお伝えしてまいります。
以上