「CrossLead」の導入事例 日本航空株式会社様

3万件の広告宣伝データをクラウドシステムに集約
~機体・空港・座席名など、キーワード検索で欲しい写真をすばやく表示~

  • 分散していたデータを一つに。検収申請・承認プロセスもワークフローで平準化
  • 契約期間を過ぎたモデルの写真は使用を禁止。お知らせ機能で関係者への周知も徹底
  • グローバルな広告戦略を見据えて選んだクラウド基盤

「世界で一番お客さまに選ばれ、愛される航空会社」を目指し、日本と世界の空を結んでいる日本航空株式会社(以下、同社)。人気タレントや有名スポーツ選手、世界各国の美しい景勝地などの写真、そして赤い鶴丸マークが印象的な“JAL”の広告を、町や公共機関、新聞・雑誌などで目にすることは多い。
同社 宣伝部は、このたび、「JAL宣伝制作物検収・アーカイブシステム」として、パナソニックの「CrossLead」を採用。そこで、パナソニックは天王洲アイル(東京、東品川)にある本社を訪問し、インタビューを行った。

「CrossLead」活用イメージ

65年間、蓄積され続けているデータ

同社では、「CrossLead」で広告宣伝物・写真素材の一元管理・検索・共有を行っている。また、「CrossLead」のワークフロー機能を使用して、同社と制作会社間における検収申請・承認業務を実施することもできる。導入に際しては、宣伝部と調達本部が連携し、システム要件や利用に関するルールの選定を行った。調達本部 総合調達部 宣伝・Web・印刷グループの上田 安紀子氏は、

「制作会社さんに依頼した成果物の納品状況をシステム上で分かりやすく把握・管理したいと考えました。また、いろいろなところに散らばっているデータを一元管理する必要もありました。広告宣伝業務に関わるさまざまな人が必要なデータにアクセスし活用が広がるように、宣伝部と一緒にシステム化を推進しました」

と導入の経緯について教えてくれた。

栗原 明 氏

日本航空株式会社
宣伝部 運営グループ
アシスタントマネージャー 栗原 明氏

宣伝部では以前、二つのシステムでデータを保管していた。一つは、フォトサーバーで、約2,000件の写真素材を保管していた。もう一つは、アーカイブシステムで、同社で制作した約28,000件の広告宣伝物に関して、1952年から現在に至るすべてのデータを保管していた。宣伝部 運営グループの栗原 明氏は、

「これまでは、企画担当者が発注を行い、納品されたデータに問題がないかどうか確認し、各自でデータを一次保管した後、フォトサーバー、アーカイブシステムに移していました」

とデータの分散によって生じていた課題について語った。

「発注時の要件どおりに納品され、検収が行われているか、担当者個人ではなく、JAL(会社)として把握する必要がありました」(栗原氏)

このような課題の解決手段として、「CrossLead」が導入された。

“先得”でキーワード検索

フォトサーバーとアーカイブシステム、合わせて約3万件のデータは、いったんハードディスクにコピーされ、「CrossLead」に移管。移管に際し、新たに属性情報を付加したことで、旧システムでは不可能だったキーワード検索が可能となった。宣伝部 運営グループの大屋 明子氏は、

「たとえば、機影を示す“777”、サービス種別の“先得”、羽田空港を表すスリーレター“HND”などのキーワード、それから複数のキーワードを組み合わせて写真を検索できます。また、出演しているタレントや撮影された地域などの情報がタグ付けされているので、さまざまな条件でテーマに合った広告宣伝物をすばやく見つけることができます」

と語った。なお元々、アーカイブシステムでは、広告宣伝画像とテキスト情報が別々に保管されていたが、「CrossLead」への移管後は、紐付けて管理されるようになった。栗原氏はシステム導入の効果について、

大屋 明子 氏

日本航空株式会社
宣伝部 運営グループ
大屋 明子氏

「バラバラに動いていたシステムが一つに集約されることで、無駄な作業が減り、スムーズにできるようになったことが一番大きいです」

と述べた。現在は宣伝部のみならず、JALグループ内で利用を希望する従業員には、ユーザーIDを発行。そして、

「利用する人が分かりやすいように配慮してフォルダーのカテゴリーや名称などを決めています。『使いにくい・・・』という意見があった場合は、その都度、改善しています」

と大屋氏が語るように、使いやすさの向上を常に意識した運用を行っている。

検索結果イメージ

画像に付加されたタグ(属性情報)によって、さまざまな条件での検索が可能

機体の種類別に写真を管理/空港別に写真を管理/JPEG、TIFF、EPSなどさまざまな形式のデータを見やすく表示

福岡空港のラウンジの写真をサムネイル(タイル)表示。取材当日、大屋氏は、iPadで「CrossLead」を使用。
宣伝部では、デスクトップ、ノートパソコン、Windows OS搭載タブレットなどでも「CrossLead」を使用している