『海を守る選択!』

サステナブル・シーフードを社員食堂から拡げる

画像:MSC認証ラベル。「海のエコラベル 持続可能な漁業で獲られた水産物 MSC認証」

MSCはMarine Stewardship Councilつまり海洋管理協議会のことで1997年にイギリスで設立されました。

画像:asc認証ラベル。「責任ある養殖管理による水産物 asc認証」

ASCとはAquaculture Stewardship Councilつまり水産養殖管理協議会のことで2010年に設立されました。

パナソニックはサステナブル・シーフードを社員食堂へ継続的に導入します

当社は約20年にわたり、WWFジャパンとの協業を通じて「海の豊かさを守る」活動を行っています。
2018年3月から本社を含む2拠点の社員食堂でMSC及びASC認証を取得した持続可能な水産物(サステナブル・シーフード)をWWFジャパンやサプライヤー企業の協力を得て導入しています。
今後も順次導入拠点を増やし、2020年に国内の全ての社員食堂での導入を目指します。

社員食堂の食事
社員食堂で社員が食事をとる様子
社員食堂前のサステナブル・シーフード看板

サステナブル・シーフード

なぜ今サステナブル・シーフードなのか
~海を守るために「サステナブル・シーフード」を選択しよう!~

日本の食文化になくてはならない魚や貝などの水産資源は豊かな海の賜物ですが、近年、世界のさまざまな水産資源は、減少の一途をたどっています。

主な原因として「乱獲」や「環境破壊」などがあげられています。特に「違法・無報告・無規制」に行われる漁業(IUU漁業)が大きな要因のひとつといわれており、違法に乱獲された安い水産物を私たちが選択し続けるとやがて海の資源は枯渇し、再生する力も失われてしまう可能性もあります。

海の恩恵を受け続けるためには、資源管理や環境・社会にも配慮した持続可能な方法で生産(漁獲・養殖)された水産物「サステナブル・シーフード」を選ぶことが必要不可欠なのです。

図:IUU漁業(違法・無報告・無規制に行われている漁業)の年間推定損失は100~235億ドル(約1兆1400億円~2兆6800億円)。IUU漁業の年間推定漁獲は漁獲全体の2割以上に相当する、1100~2600万トン。
図:1974~2013年の世界の水産資源ストックのグローバルトレンド。水産資源ストックは枯渇が進んでいる。豊富な水産資源は1974年は約40%だったが、2013年には約10%に減少している。

サステナブル・シーフード=「MSC」や「ASC」などの認証を取得した水産物

サステナブル・シーフードとは厳密に言うと持続可能な生産(漁獲・養殖)に加え、加工・流通・販売における管理やトレーサビリティの確保について認証を取得しているシーフードのこと。サステナブルシーフードを選択するにはMSC認証やASC認証の認証ラベルの付いたシーフードをさがすことが一番手っ取り早い方法です。

「MSC認証」は「天然」の水産物が持続可能な漁獲方法で獲られた事を認証しています。
養殖だから持続可能とは言えず、養殖には周辺環境の汚染、強制労働の温床になっているケースもあり、「ASC認証」は「養殖」水産物を対象とした認証制度になります。
こうした認証ラベルを水産物につけることで、乱獲やIUU漁業、環境負荷の大きい漁法・養殖場などによって生産された水産物かどうかを容易に判別することができます。

この認証ラベルの水産物を多くの消費者が選択することで認証を取得する流通・販売業者が増え、海の生態系が守られていきます。
パナソニックが社員食堂へサステナブル・シーフードを導入したのも、サステナブル・シーフードを知った社員が外での消費行動でもサステナブル・シーフードを選択する。
これが広がれば日本全体が変わるうねりになると考えたからです。

国連SDGsとサステナブル・シーフード

国連で採択された2030年までの持続可能な開発目標である「Sustainable Development Goals」にある、17のゴールのひとつに目標14「海の豊かさを守ろう」が掲げられています。 海洋と海洋資源を持続可能な開発に向けて保全し、持続可能な形で利用する必要性があることを唱えています。

パナソニックは、このサステナブル・シーフードの社員食堂導入により、MSCとASC認証の認知拡大、消費者である社員の消費行動の意識変革を促し、周囲への影響拡大を目指すことでSDGS14の目標達成へ貢献していきます。

イラスト:Sustainable Development Goalsの目標14「海の豊かさを守ろう」
イラスト:Sustainable Development Goals(世界を変えるための17の目標)。1:貧困をなくそう。2:飢餓をゼロに。3:すべての人に健康と福祉を。4:質の高い教育をみんなに。5:ジェンダーの平等を実現しよう。6:安全な水とトイレを世界中に。7:エネルギーをみんなに、そしてクリーンに。8:働きがいも経済成長も。9:産業と技術革新の基盤をつくろう。10:人や国の不平等をなくそう。11:住み続けられるまちづくりを。12:つくる責任つかう責任。13:気候変動に具体的な対策を。14:海の豊かさを守ろう。15:陸の豊かさも守ろう。16:平和と公正をすべての人に。17:パートナーシップで目標を達成しよう。これらは、2030年に向けて世界が合意した持続可能な開発目標。

「海の豊かさを守る活動」の歴史

「WWFジャパン 海洋水産プロジェクト」への2018年度の寄付目録贈呈の様子

当社は約20年に亘ってWWFジャパンとの協働を通じて「海の豊かさを守る活動」を行っています。

2018年8月22日に、WWFジャパンが展開する持続可能な水産物の普及推進のため、生産と消費の両面において 海の豊かさを守る「WWFジャパン 海洋水産プロジェクト」への2018年度の寄付目録を贈呈しました。

これまでの取り組み

写真1:環境教育活動の様子 写真2:黄海のアザラシ 写真3:南三陸のカキ養殖の様子

2001年-2006年

有明海の干潟保全と環境教育活動への支援

有明海の2ヶ所の干潟が「ラムサール条約」登録湿地に

2002年-2004年

白保サンゴ礁保護活動への支援

2007年-2015年

黄海エコリージョン支援プロジェクト

中国と朝鮮半島に囲まれた約46万平方キロの海域を「黄海エコリージョン」とし、海洋生態系と、沿岸にすむ人々の暮らしが、ともに豊かになるような保全活動・調査研究などの取組みを支援
※MSCアサリ認証取得に向け、漁業改善活動を推進中

2014年-現在

南三陸における環境配慮型の養殖業復興支援

※2016年3月 日本初のASC認証を取得(マガキ)

2018年

『日本初!社員食堂へのサステナブル・シーフード導入』へ