小さなチップがネットワークになるってほんと?

ユビキタスの大きな特徴(とくちょう)にあげられるのが、「あらゆる場所にコンピュータを取りつける」ことだ。すでに電化製品(でんかせいひん)には小さなコンピュータが入っているけれど、これからますますコンピュータは小さく高性能(こうせいのう)になって、いろんな商品に取りつけられるようになるだろう。

そこでなくてはならないのが、ICチップだよ。ICチップはコンピュータの一種だけど、1ミリにも満(み)たない小さなチップの中に、さまざまなデータが組みこまれているんだ。たとえばこのICチップを、スーパーで売っている食べ物にとりつけたとしよう。この商品はいつどこで作られたかなど、商品の情報(じょうほう)をすぐに知ることができるよ。また、ICチップがついていると、商品が盗(ぬす)まれた時にも、どこにあるかすぐにわかる。お札(さつ)や入場券(にゅうじょうけん)にICチップをつけると、本物かどうかもすぐにわかるんだ。レジで買い物を精算(せいさん)する時も、ICチップの情報を読みとれば、今までのようにバーコードを通すより、もっと早く精算できるようになるだろうね。