女性役員と女性のライフ・キャリアを考えるラウンドテーブルを実施(2024年5月)

写真:ラウンドテーブルの様子

草津拠点(滋賀県)にてパナソニック ホールディングス参与の小川理子による「女性のライフ・キャリアを考えるラウンドテーブル」を実施しました。本イベントは、くらしアプライアンス社DEI・組織開発室の企画・運営の下、ワークライフバランスなど女性が感じる課題や想いを、小川のキャリアの振り返りや質疑を通じてキャリア形成を後押しする目的で実施したものです。ラウンドテーブルには、昨年度くらしアプライアンス社主催の女性主務職を対象とした研修に参加したくらしアプライアンス社・コンシューマーマーケティングジャパン本部・海外マーケティング本部・パナソニック マーケティング ジャパンのメンバー25名が参加しました。

音楽に造詣が深いバックグラウンドから、科学と芸術文化を融合して新しい感動体験を作っていきたいという思いで松下電器産業 音響研究所(当時)に入社した小川は、インターネット事業推進、社会文化・CSR、テクニクスブランド事業、家電部門の技術・デザイン・新規事業と、社内で幅広い業務を経験し、現在は関西渉外・万博を担当しています。同時に、1993年からジャズピアニストとして活躍中で、今でいう社外副業をいち早く実践されてきた異色の経歴も持っています。小川からは、異なる会社を三社ほど経験したと感じるくらい、業務内容も職場環境も全く異なる様々な体験が共有されました。

写真:自身の体験を語る小川

参加者から寄せられた様々な質問一つひとつに対して、小川は真摯な回答とエールを送っていました。中でも、「何かを選択せざるを得ないときに、一番大切にしていることは?」という質問に対して、「自分の直感や"これが好き"という感覚や波長を大切にしている。その感覚は正しいものだと信じて選択している」という、公私ともに音楽に長く携わってきた小川ならではの回答が印象的でした。

参加したメンバーからは、
・小川さんは非常に前向きで積極的な方で、そのような考え方を真似ていきたい
・小川さんの経歴、その時に感じて実行してこられたことを生の声で聴けたことが、今の自分の立場に置き換えた時、勇気を貰えた
・選択する時は"自分の感覚や波長があうかで決める"という点が、他人軸ではなく自分軸で道を選択されており素敵だなと感じた
などの前向きな声が集まりました。

DEI・組織開発室では、お客様・社員のくらしの質を豊かにするくらしアプライアンス社の事業特性との親和性を意識し、マイノリティ支援に留まらず、社員のくらし方・働き方改革をコンセプトとするDEIを推進しています。その一環として、女性社員のキャリア形成支援を通じて、多様な視点・価値観を活かしたくらしへのイノベーションを創出し、社員だけではなく、顧客のくらし方・働き方への提案に貢献することを目指しています。
今後は、研修やラウンドテーブルのみならず、多様な視点・価値観を活かす取り組みとして、女性視点を活かした制度や仕組みの提案ができる会社公認のコミュニティを立ち上げ、社員主導による活動サポートを予定しています。