Diversity, Equity & Inclusion
Diversity, Equity & Inclusion
経営トップメッセージ
代表取締役社長 チーフ・エグゼクティブ・オフィサー(CEO) 豊嶋 明
パナソニックグループでは、「挑戦する人と組織の成功」の実現のために、 DEI(Diversity, Equity & Inclusion)を推進し、「多様な人材がそれぞれの力を最大限発揮できる最も働きがいのある会社」になることをビジョンとして掲げています。
当社では様々な経験、意見、文化的背景を持った社員が日々共に働いています。ここで働くすべての人々がそれぞれの価値観を互いに尊重し、幅広い多様性を受け入れ活かすDEI経営を推進することで、仕事を通じて成長し、能力を発揮できる機会を全ての社員に対して提供でき、このことが企業競争力の向上につながります。その為には、まず私自身が先入観や偏見を持たず、真摯に従業員の生の声に常に耳を傾け、自分や会社の見解と違う意見に対しても否定や批判をせず、しっかりと受けとめる。その上で多様な意見の重要性やそれを受け入れる姿勢について積極的に発信し、職場において「言うべき事を言いあえる議論」を行うことを推奨し、壁を作らない本音でのコミュニケーションができる会社を作り上げていきたいと考えています。
『物をつくる前に人をつくる』。松下幸之助創業者のこの言葉を常に念頭に置き、DEI経営を進めることでこれからも社会のお役に立てる存在であれるよう、積極的に取り組んでまいります。
従業員と経営トップの対話会
多様性の源泉は個性豊かな従業員。
まずは会社として従業員の声をしっかりと聴き、その意見を経営施策や風土活動に反映させるため、経営トップと従業員が直接対話する場面を頻繁に設定しています。
DEIの理解促進
我々従業員の一人ひとりが正しくDEIを理解し、心理的安全性の高い職場をつくる為、パナソニックグループとして定期的なセミナー・フォーラムの開催や、社内サイトを通じた情報発信を行っています。
オフィスインフラの整備
誰もが安全・快適に働けるように、通路の段差をなくしたり、階段への手摺の設置、男女を問わずどなたにでも使用いただける『多目的トイレ』の設置など、オフィス内のインフラ整備を進めています。
多様性指標
(『女性活躍推進法』『育児・介護休業法』に基づいた開示項目)
パナソニック エンターテインメント&コミュニケーション(株)
多様性指標従業員の状況(2025年有価証券報告書より)
| 管理職に占める 女性労働者の割合 (%) | 男性労働者の 育児休業取得率 (%) | 労働者の男女の賃金の差異(%) | ||
| 全労働者 | 正規雇用労働者 | パート・有期労働者 | ||
| 3.5 | 96.0 | 79.3 | 76.6 | 80.8 |
女性活躍推進法/次世代育成支援対策推進法に基づく
一般事業主行動計画
パナソニック エンターテインメント&コミュニケーション(株)一般事業主行動計画
1. 計画期間
2022年4月1日から2027年3月31日までの5年間
2. 内容
目標1
一人ひとりがアンコンシャスバイアスに気づき、発言や行動を意識し個性を活かしあう組織風土醸成を実現するため、全社員が年1回以上のアンコンシャスバイアストレーニングやDEIイベントに参加する
【取組内容】
■アンコンシャスバイアス社内アンバサダー育成(22年4月~)
■アンバサダーによる全社員向け研修実施(22年9月~)
*イントラサイトでの活動情報発信(年2回)
目標2
仕事と子育て・介護との両立支援に向け、「Equity」の観点を導入した評価制度・登用制度への改定と運用推進
【取組内容】
■評価制度において勤務した期間で出した成果で評価を実施
■登用選考のあり方について見直しを実施
*登用選考プロセスにおける負荷を軽減
*登用候補者検討において機会の公平性を確保(自己推薦の導入等)
目標3
女性のさらなる経営参画推進の実現に向けて、計画期間の部課長相当級に占める女性社員比率を6.4%とする
【取組内容】
■キャリア開発に向けた計画的な育成プログラムと配置、支援施策の実施
*ロールモデルとなる管理職と女性社員との交流機会の創出(年1回)
*マネージャー支援施策の実施・推進(23年4月~)