人やモノの位置・動きを見える化してデータ分析!屋内位置測位システム「Quuppa」 人やモノの位置・動きを見える化してデータ分析!屋内位置測位システム「Quuppa」

屋内位置測位システム「Quuppa」
IPS(Indoor Positioning System)

屋内位置測位システム「Quuppa」のご利用イメージ

屋内位置測位システム「Quuppa」は、広い施設内で従業員や機器の位置情報をリアルタイムに記録し、統計的な分析を行うサービスです。工場・倉庫・オフィスなどにおける「人やモノの動きの見える化」や「分析のソリューション」を提供し、業務の改善、業績の向上を支援します。

天井が高く、強いセキュリティ対策が求められる工場などでは、スマートフォンを使わずに位置情報を計測することが可能です。また、BLE(Bluetooth Low Energy)をベースとした専用タグ・指向性アンテナで構成される受信機により、従来方式では困難だった高精度の位置測位を測位精度10cm~1mの誤差で実現しています。

このような課題を持つお客様に最適なソリューションをご提案

人やモノの動きを見える化したい/位置情報を分析したい/生産現場の状況を見える化したい

高精度位置測位をQuuppaで実現!

Quuppaとは?

Quuppaは、BLEをベースとする“専用タグ”、指向性アンテナにより構成される“受信機”“位置演算エンジンソフト”からなる「屋内位置測位システム(IPS)」です。

■ AOA方式※1による高精度測位

電波の入射角から位置を演算することで電波干渉を抑制し、測位精度10cm~1mの誤差を実現します。

Quuppaによる高精度測位イメージ

■ 高さの検出 

1つのタグの電波を複数の受信機で検出することにより、位置を高精度で把握。対象物の「高さ」まで測位できます。

Quuppaによる高さの検出イメージ

■ 広範囲カバー 

10mを超える天井高の場所でも受信機を設置でき、広範囲なエリアを少数の受信機でカバーできます。

Quuppaによる広範囲の測位イメージ

※1 AOA方式とはAngle of Arrivalの略で、受信信号の角度情報を用いて位置推定する方式です。

「Quuppa社のメッセージ」と「海外での導入事例」

Quuppaロゴ

Quuppa社(フィンランド)のキーパーソンに、屋内位置測位システム“Quuppa”について、「名前の由来」、「海外での導入事例」、「パナソニックへの期待」をお伺いしました。

『当社の市場投入モデルは、パートナーとの密接な関係に基づいています。
その中でパナソニック ソリューションテクノロジーは、Quuppaのターゲット市場に向けて世界最高レベルの位置測位ソリューションを展開できる高度な技術を保有するパートナーの一つです。』

屋内位置測位システム「Quuppa」が選ばれる4つの理由!

1. 従業員・作業者の現在位置/動線軌跡/滞在時間などのデータを用いた各種分析に対応

2. 天井が高く、見通しがよい場所では設置する受信機が少なくても測位可能

3. スマートフォンを使用せずに測位ができるため、工場などセキュアな場所でも活用可能

4. データレポートの発行や分析コンサルサービスまでトータルサポート

詳しい情報やご相談、お見積もりは、こちらからお気軽にお問い合わせください。​
お問い合わせ受付・販売パートナー:アドソル日進株式会社​

※ アドソル日進株式会社のWebサイトに移動します。

屋内位置測位システム「Quuppa」の主な特長

データ収集から分析コンサルサービスまでトータルにサポートします。

■ データ収集(工場のイメージ)

作業員や機材に取り付けたタグが常時信号を発信し、受信機で受信した電波強度がサーバーにリアルタイムで記録されます。
受信機は天井が高いほどデータを収集できるエリアが広がるため、設置数を少なくできます。また、受信機を斜めに設置するとエリアをさらに拡大させることが可能です。

取得した位置情報はリアルタイムに見ることができ、時間と重ね合わせて施設内で「よく人が滞留している場所」を可視化できます。

工場でのデータ収集イメージ

■ データの見える化

施設内の人・モノの位置情報を収集し、現在位置や動線軌跡を見える化します。
※ BIツールによる見える化は、別途BIツールおよびカスタマイズ費用が必要となります。

各種機器から得られた位置情報をさまざまな角度から見える化

BIツールによる可視化

■ 分析コンサルサービス

収集データから従業員配置の指示、従業員の動線分析や売場分析など、各種分析ができます。お客様と一緒に分析内容について議論し、さまざまなデータと当社の分析ノウハウで、新たなプロセスの構築をお手伝いします。

作業者の工数分析

作業者の工数分析
  • 1日の実作業工数や、時間ごとの工程従事時間の情報収集
  • チーム全体の工数分析

工場作業員の動線確認

工場作業員の動線確認
  • 製品ごとの対応者の数や、作業場所の最適化

機材・台車・仕掛品の位置管理

機材・台車・仕掛品の位置管理
  • 機材・資材の持ち出し管理
  • 機材の稼動率把握
  • 仕掛品の進行状況確認
  • 機材捜索時間の短縮

フォークリフトやAGVの動作確認

フォークリフトやAGVの動作確認
  • フォークリフトやAGV(無人搬送車)の稼働状況確認により台数を最適化
  • 移動経路、物品配置の最適化

※ 画面はイメージです。カスタマイズ費用が別途必要となる場合があります。 

活用事例

シーンにより別途開発が必要となります。

■ 工場における活用シーン 1

【お客様監査、工場見学での課題】

  1. 監査の進行状況を知りたい
  2. 禁止区域への入室をモニタリングしたい
  3. お客様が自分の担当エリアに来る時間を予測したい
「高精度位置測位・動線分析システム」で解決!

【導入後の効果】

  1. お客様の位置をPCやタブレットでリアルタイムに把握
  2. 禁止区域への立ち寄りの際、アラートメールを自動送信
  3. 見学者の位置情報を分析することで、見学ルートを改善
工場における活用シーン

■ 工場における活用シーン 2

【製造現場での課題】

  1. 納期のせまった仕掛品の進行状況を知りたい
  2. 搬送用の台車や、部品コンテナの位置がわからない
  3. 台車や機材の活用状況を見える化したい
「高精度位置測位・動線分析システム」で解決!

【導入後の効果】

  1. 仕掛品の進行状況や、滞留工程を見える化
  2. 台車などの位置をPCやタブレットで確認
  3. 機材の稼働率などを見える化し、投資判断に活用
工場における活用シーン

■ 監視カメラとの連動

位置情報をカメラコントローラーとリアルタイムに連携し、監視エリアに立ち入った人をピンポイントで撮影できます。

人の動きに合わせた位置情報の追跡イメージ

■ 生産管理システムとの連動

作業者や台車の位置情報をAPIやJSON形式で生産管理システムへ取り込み、リソース配分や工程管理に利用できます。

生産管理システムへ位置情報の取り込みイメージ

動作環境

■ 専用タグ(ビーコン)、ロケータ(受信機)

項目

ビーコン
(充電式)

ビーコン
(電池式)

専用タグ
(ビーコン)

ロケータ(受信機/指向性アンテナ)

低天井施設対応

高天井施設対応

外観

AIBLE-QC
AIBLE-QBP
 専用タグ(QT1-1)
Q17
Q35

名称

AIBLE-QC

AIBLE-QBP

専用タグ(QT1-1)

Q17

Q35

通信

Bluetooth V4.0

Bluetooth V4.0

Bluetooth V4.0

Ethernet全二重通信

Ethernet全二重通信

動作温度

-10℃~40℃

-10℃~40℃

0℃~60℃

0℃~60℃

-20℃~60℃

サイズ

長さ:40mm
幅:30mm
厚さ:24mm

長さ:40mm
幅:30mm
厚さ:24mm

長さ:44mm
幅:33mm
厚さ:8mm

直径:170mm
厚さ :31mm(最大部)

直径:342mm
厚さ:55mm

重量

16g

16g

10g

390g

1600g

防水

IP56

IP56

IP57

IP44

IP66

電源

LiPo電池 (micro USB充電 約500回可)

CR2450電池(電池交換可)

内蔵電池(電池交換不可)

POE給電(48V)、あるいはMicro-USB(5V DC)

POE給電(48V)、あるいはMicro-USB(5V DC)

■ 位置演算サーバー/ソフトウェア

サーバーハード

概観イメージ

名称

OS

メモリー

CPU

備考

概観イメージ

SDF

Linux/Windows

4GB以上

4core-i5以上

  • 64bit
  • ライセンスサーバーとインターネット接続が必要です。
  • 本スペックは一例です。
  • ロケータやタグの数により、マシンスペックを上げる必要があります。

位置演算ライセンスは以下のスペックでご選択頂きます

位置情報出力間隔

ライセンス期間

備考

5Hz

1年ライセンス

対象ロケータ数に応じ別途お見積もり

10Hz

50Hz

以下のモジュールも合わせて必要になります

モジュールライセンス

機能

備考

QBC/バックチャネルモジュール

  • タグにデータを書き込む事が可能
  • ゾーンごとにタグ発信間隔の変更が可能

標準

QPL/プッシュ&ログモジュール

  • 演算結果をUDP送信
  • Logを取得

標準

QDP/データプレーヤーモジュール

  • 導入時確認用のリアルタイムモニター

標準

QOM/オフラインモジュール

  • 外部に接続せずにスタンドアローンで演算サーバーを動作させるモジュール

オフライン使用時は必須
有償オプション

※ 利用機器については、予告なく変更される可能性があります。

価格

システム一式

2,000,000 (税抜) ~

※ 価格は、ロケータ台数(測位エリア)等によって異なりますので、詳しくはお問い合わせください。
※ BIツールおよび分析関連の費用は含まれておりません。
※ 掲載価格には消費税は含まれておりません。

関連リンク

※ 位置情報の把握は、100%保証できるものではありません。

詳しい情報やご相談、お見積もりは、こちらからお気軽にお問い合わせください。​
お問い合わせ受付・販売パートナー:アドソル日進株式会社​

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※ 記載されている会社名、商品名は各社の商標または登録商標です。なお、本文中では™、®マークは基本的に明記していません。