お客様の課題解決に向けて、
溢れる熱意と情熱を胸に、
新たなモノの創出に挑む。
Yuki Takami
高見 勇輝
直販営業本部 第一営業統括部 第二営業部
2011年入社 経済学科卒
幼い頃から野球に打ち込み、大学時代も体育会で野球に明け暮れた。チームワークや目標を持つことの大切さ、粘り強さなど多くのことを学んだ。就職では営業職を志望。
パナソニック インダストリアル マーケティング&セールスへの入社は、面接を通じて人の温かみを感じたからだった。「こうした人のいる環境であれば、伸び伸びと自分の持てる力を発揮できる」と思ったと言う。
入社2年目の春だった。
先輩から引き継いだのは、ドライブレコーダーのメーカー。
お客様の課題は明確だった。
SDカードに不具合が発生し、新たなSDカードが求められていたのだ。
お客様、Panasonic事業部と、がむしゃらに走り回った。
それが結実した喜びが、今の自分のベースにあると思う。
SDカードの大型受注に向けた取り組み
ひたすらに、がむしゃらに走り続けた
高見が現在の仕事のスタンスを確立し、仕事の醍醐味を初めて実感したのは入社2年目、あるお客様の案件でのことだった。お客様は、各種計測器を製造するメーカーで、多彩な商品群の中にドライブレコーダーがあり、高見が着任したとき、すでに課題は顕在化していた。「ドライブレコーダーの記録媒体であるSDカード(他社製)に不具合が出ていました。そのためお客様はその置き換えを検討されていたのです。引き合いは当社だけでなく競合も存在していたため、スピード感のある技術対応および厳しいコスト対応が求められました。しかし私は入社2年目であり着任したばかり。正直右も左もわからない状況だったのです。SDカードというのは技術的に奥が深く、私には容易に理解できるものではありませんでした」
ドライブレコーダーからSDカードへの書き込みのどのポイントに異常があるのか、また当該のドライブレコーダーが有する特有の性質などを解析する必要があった。高見はドライブレコーダーの勉強を継続しつつ、Panasonicの技術スタッフの支援を受け、受注に向けてひたむきに取り組んだ。
「当時、具体的な戦略は考えられず、とにかくがむしゃらに、お客様、そしてPanasonic事業部を走り回っていました。技術的対応をするために、事業部を何度も訪問して技術的検討を依頼し、勉強もさせてもらいました。お客様に対しても同様で、厳しいコスト要請に応えるべく、幾度となく訪問し、事業部との価格折衝をするために情報のヒヤリングを続けました。振り返れば、何も知らない若手社員が駆けずり回っていただけかもしれません」
そう言う高見だが、その活動の過程で気付いたことがある。技術的知識は重要だが、大切なのはお客様に好かれることであり、そのためにはお客様を好きになること、ということだった。何をすればお客様に喜んでいただけるか。その想いが、お客様の期待を超える活動へと高見を導いた。そうした活動が実り、PanasonicがSDカードを受注。大型案件だったこともあり、高見は優績者に贈られる社内表彰・ドリーム賞受賞という名誉にあずかったのである。このお客様と築いた強い信頼関係は、後に、ある製品のOEM受注という画期的成果も生んでいる。