London 2012

オリンピック大会の舞台裏

オリンピック大会の舞台裏 2,500台ものカメラですべての会場を見守る
「AVセキュリティ機器」

写真:屋外の建物に設置された屋外ハウジング一体型とドームタイプのセキュリティカメラ
顔写真:Emyr Kirkman

Emyr Kirkman
開催地外セキュリティ用CCTV
電気設置のプログラムマネージャー

ロンドン大会の会期中、選手と観客の安全を見守るために。そして、タイトなスケジュールで進行する大会のスムーズな運営をサポートするために。すべての会場の周辺に、パナソニックのセキュリティカメラが設置された。設置された2,500台ものカメラを高度なAVセキュリティシステムに連携させるため、事前に綿密な設営計画がおこなわれた。会場への出荷前に工場内ですべてのカメラの設定からテストまでをおこなうことで、少ない工期での設営を実現。トラブルのない大会運営に貢献した。

世界で最も注目される場所のセキュリティを

欧州で最も大きな都市のひとつ、ロンドン。経済、文化、スポーツなど幅広い領域で常に高いセキュリティが求められるこの都市は、街頭の監視カメラの多さでも名高い。そんなロンドンに、オリンピックがやってくる。大会期間中、多くのトップアスリートやメディア、観客や要人らが行き来し、世界中の耳目が集まる場所へと変貌することになる。

写真:屋外の柱に複数設置された屋外ハウジング一体型セキュリティカメラ

この世界最高水準のセキュリティ確保が要求される場所となったロンドンに、パナソニックは2,500台ものセキュリティカメラを納入。これまでに培ってきた柔軟なシステム対応性や、高画質が評価されてのことだ。期間中は、すべての会場の周辺警備はもちろん、人と交通の混雑状況を把握して的確な誘導をおこなうといったオペレーションにも利用された。

写真:屋外に設置されたハウジングケースに囲われたボックスタイプのセキュリティカメラ

綿密な事前準備でタイトな設営を可能に

2,500という膨大な数のカメラ。その一つひとつは、高度なAVセキュリティシステムに繋がれる。その途方もない作業によって、安全な運営サポートに貢献する。それが今大会のパナソニックのミッションのひとつだ。しかし、そこにスケジュールの壁が立ちはだかる。テニス会場のあるウインブルドンでは、設置猶予がわずか8日間。よりスムーズな設営をおこなうためには、あらかじめ設置場所に関する綿密な設計と、個別のカメラを事前に調整しておく作業が重要となった。そこでパナソニックは、ロンドン近郊にエンジニアリングセンターとシステムソリューションセンターを開設。大会の1年前から設置計画やシステム開発、機器のテストといった準備を進めていた。その綿密な事前準備により、スムーズな設営が実現。見事、ロンドン大会をサポートすることができた。

ロンドンオリンピック会場周辺の電灯の柱に設置されたドームタイプのセキュリティカメラ