色温度

ものを照らす光の色が変わると、ものの印象も変わりましたね!照明の色は「色温度」と呼ばれる数値を変えて調整しています。

夜空の星はその表面温度で赤、黄色、白、青っぽい白に変わりますが、色温度の変化もこれと同じで、色温度が低いほど赤っぽく、高いほど青白くなります。ところで、私たちの感じ方はどうでしょうか?照明の色が赤っぽく(色温度が低く)なると暖かそうに、青白く(色温度が高く)なると冷たそうな感じがします。光の色と心の感じ方にも深いつながりがありそうですね。

色温度を示すイラスト。色温度の低い赤が1800K(ケルビン)で、中央値の5500Kを経て最も高い青が16000Kとなっている。

身近な事例

人が感じる「色」は3色の強さの組み合わせで表すことができます。でも、色について話すとき、3つの数値をいわれてもなかなかピンときませんよね。

その点で「色温度」は、1つの数値で色を表せるので便利です。じつは色温度が生まれたのも、製鉄工場で熱くとけた鉄の温度を管理するときに、鉄の温度と色の関係に注目したことが始まりでした。写真にあるように、温度によって鉄の色が異なるのがわかりますよね。色温度の数値で表せる色には、緑色や紫色などがふくまれていません。しかし、緑や紫について考える必要がない、通常の建物の照明などを考えるときはよく使われています。

協力:
東京工芸大学 色の国際科学芸術研究センター 東 吉彦
神戸大学 工学部

写真:熱された鉄。比較的低温のため表面の色が紫がかったピンク色になっている
低温時の鉄の色
写真:熱された鉄。高温のため表面の色が白く光っている
高温時の鉄の色

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