ハイパースペクトルカメラにできること

「見えない」違いを可視化する。
人の目を超えたカメラ

色情報を波長情報として記録する

通常のカメラでは区別できない僅かな色の変化から素材の化学特性や状態を明らかにすることができます。

スペクトルから分析・可視化

通常のカメラは肉眼で見る画像を再現しますが、ハイパースペクトルカメラは詳細な色情報から素材の状態を可視化します。

通常のカメラが「赤・緑・青(RGB)」の3色で画像を記録するのに対し、ハイパースペクトルカメラは数十~数百の色の情報(スペクトル)を細かく記録します。

人間の目では評価困難な物性の違いや、見えない現象を可視化できます。

ハイパースペクトルカメラが
可能にすること

工業

微細な色ムラ・塗装ムラ、材料判別、表面状態の評価
→金属・樹脂などの材質識別やキズ・汚れを高精度に検出

食品

鮮度や糖度などの内部状態や成分の可視化
→品質管理や異物検出、鮮度確認

農業

健康状態や成長状況、栄養状態、病気や害虫の可視化
→農作業の最適化や収穫量の向上

インフラ

コンクリートや道路の状態を可視化
→インフラの劣化状態を非破壊・非接触で評価

バイオ・医療

生体組織や身体情報の特徴抽出
→病気の早期診断や治療効果の評価、薬剤の開発

化学・製薬

薬品や成分の均一性評価、異物検出、品質検査
→薬液の混合評価、錠剤の成分分析を非破壊で可能

圧倒的な高感度·高解像度を実現

世界最高クラスの高感度

低照度環境でも明瞭な撮影が可能となり、高速シャッターにも対応。
暗所や動きのある対象でも、鮮明なスペクトル画像を取得可能です。

※2025年10月時点、当社調べ

室内照明程度(約550ルクス)でも撮影可能

短いシャッター時間で撮影できる

4Kの高解像度撮影が可能

画素の畳み込み処理を行わず、画素レベルの空間解像度を保持することで、最大4Kの高精細なハイパースペクトル画像を取得可能です。

デジタルカメラのように使えるモビリティ

どこでも使える機動性

軽量・コンパクト設計で、屋内外問わず持ち出して撮影できます。デジタルカメラのような手軽さで、現場での迅速なスペクトル取得を実現します。

LUMIXに搭載のAE/AF機能を実装

自動露出(AE)で簡単明るさ調節
屋内外や明るさに明暗差のある環境でも、自動の露出調整で鮮明なスペクトル画像が取得可能です。

オートフォーカス(AF)でくっきり撮影
動きのある対象物や距離差のある被写体でもボケずに常にシャープな画像を確保します。