学校は昔から6才で入るもの?
   
みんなが通っている学校、日本では元々(もともと)は寺子屋といって、ずっと昔、室町時代(むろまちじだい)にできたんだ。始めのころは、身分の高い家の子どもたちが通っていたんだけど、農民や町人の子どもも通うようになった。寺子屋には、みんなの教室にあるような黒板やいすはなくて、机(つくえ)だけで勉強していた。

先生は、お坊(ぼう)さんや神主(かんぬし)さん、またはお侍(さむらい)さん。一つの寺子屋には7~13才までの子どもが20~30人集まって、読み書きのほかに、そろばん、手紙の書き方など、暮(く)らしに役立つことを学んでいた。これが学校の始まりだ。