なぜ爪(つめ)や髪(かみ)の毛が自然に生えるんですか?

爪にも髪の毛にも身体を守る役割(やくわり)があるからなんだ。

爪は硬(かた)いから骨(ほね)と同じカルシウムでできていると思いがちだけど、実は、皮膚(ひふ)や髪の毛と同じ「ケラチン」というタンパク質の一種でできているんだ。つまり、皮膚がある役割のために形を変えたものが、爪や髪の毛だというわけ。

爪は、指先を守って、物をつかんだりしやすくしている。指先ぎりぎりまで骨が出ていたら骨が傷(きず)つきやすくなってしまう。だから、指先までは骨がきていない。だけどそれでは指先がふにゃふにゃになって、物をつかめないね。そこで、皮膚の一部を硬くして指先を支(ささ)えるようになっているんだ。爪は皮膚の内側でどんどん細胞分裂(さいぼうぶんれつ)をくり返して、新しい爪を送り出している。だから1日に0.1ミリぐらいずつ、どんどん伸(の)びるんだね。

指先に付いていないと爪は役割を果たせない。ということは、指先より長くなった爪はもう役に立たないんだね。あまり爪を伸ばしておくと、すき間にばい菌(きん)が入ったり、ぶつかってはがれたりする(痛(いた)い!)から、手のひらの側から見て爪の先が見えるぐらいに伸びたら、切っておくこと。

爪の根元には半月のような白い部分があるでしょう。これが爪の赤ちゃん。生まれたばかりの姿で、水分が多く含(ふく)まれているから白く見えているんだよ。「爪の半月が小さいと身体のどこかに病気がある」なんて言われることもあるけど、それは間違(まちが)い。あまり関係ないようだから安心してね。