干支(えと)ってなに?
     
12種類ある干支(えと)は全部知ってる? でも、干支ってなぜできたんだろう。

ずっと昔、日本や中国でほとんどの人が農業で生活をしていたころは、農業と、天候や季節には深いつながりがあることがよく知られていた。寒いと作物が育たないし、暑くても田んぼの水がなくなって作物が育ちにくい。そこで天候や季節の順番を分かりやすくする暦(れき)が考えられた。昼と夜の数を計算して、次の雨が降(ふ)る日や嵐(あらし)が来る日を予想したんだね。

中国では元々(もともと)木星を大切な星だと考えていて、木星が12年で太陽を回ることから、12という数字が時間を考える基(もと)になっていた。1年も12ヶ月だし、1日にも12の時間があると考えられてきたんだ。分かりやすいように、それに動物を当てはめて「子(ね=ねずみ)、丑(うし)、寅(とら)、卯(う=うさぎ)、辰(たつ=龍(りゅう))、巳(み=へび)、午(うま)、未(ひつじ)、申(さる)、酉(とり=にわとり)、戌(いぬ)、亥(い=いのしし)」という名前をつけたんだって。

今では年のことでしか干支を使わない人が多くなったけど、暦を大切にしていたころは、干支は暮(く)らしになくてはならないものだったんだ。お昼の12時を「正午(しょうご)」というけど、この「午」は干支の「うま」のことだし、野球でおなじみの甲子園球場(こうしえんきゅうじょう)の「子」も干支の「ね」から来ているんだよ。