電気配線工事 電気配線工事

製品に添付の安全上のご注意をご確認ください。

配線接続

  • 電源配線は必ず防水型コンジットを使用してください。
  • 配線パネルの穴を開けた後はバリを取り除き、防錆のためにエッジおよび周囲の端面に補修用塗料を塗布することを推奨します。
  • 配線口より内部に雨水などの入らない構造にし、すき間がないようにパテ等(現地調達)でふさいでください。
  • 絶縁スリーブ付丸型圧着端子(現地調達)を使用して接続してください。
  • 1個の端子に2本配線する場合は丸型圧着端子(現地調達)を背中合わせにして配線してください。また、その場合は線径の細い配線を上にして配線し、2本の配線を同時に結束バンドで固定してください。
  • ネジを締め付けすぎるとネジを損傷するおそれがあります。下記の締付トルクを参照ください。

終端プラグ調整

終端プラグの調整が必要です。正しく調整しないと、通信エラーになります。

  • 終端プラグは、室外コントロール基板上、またはオフィス・店舗エアコンのS-LINKアダプター(別売品)の基板上にあります。
  • 集中制御機器、インターフェース、その他周辺機器を接続する場合は、終端プラグの調整が必要です。接続しない場合でも、ビル用マルチエアコンは調整が必要です。
  • 1冷媒系統の場合は、1か所の終端プラグを[SHORT](出荷時のまま)にする。(S-LINKアダプターは[ON]にする)
  • 3か所以上、終端プラグを[SHORT]にするのは、禁止です。
  • ビル用マルチとオフィス・店舗エアコンが混在しても、上記の設定になります。
  • 連結で使用するビル用マルチの室外ユニット子機は、室内外操作線に未接続のため、終端プラグを[OPEN]にする必要はありません。
  • 最終確認は、集中制御機器またはインターフェース・その他の周辺機器に接続されている室内外操作線(S-LINK配線)で、線間抵抗をテスターで測定し、30Ω~120Ωであることを確認してください。抵抗値が範囲外の場合は、再度、終端プラグを確認してください。それでも範囲外の場合は、線に問題があります。
    • 結線は確実に行っているか。
    • 被覆にキズや劣化がないか。

線間および線と大地間を500Vメガー(絶縁抵抗計)で、測定し、100MΩ以上あることを確認ください。
必ず計測時は、線の両端を端子台からはずしてください。
はずさないと壊れます。
100MΩ未満の場合は、新規に配線工事を行ってください。

  • 2冷媒系統以上の場合は、2か所の終端プラグを[SHORT](出荷時のまま)にする。
    (S-LINKアダプターは[ON]にする)
    終端プラグが2か所ある場所は、通信が安定するため、集中制御機器から、一番手前の室外ユニットと一番遠い室外ユニットの終端プラグの2か所にします。2か所以外の冷媒系統は、終端プラグを[OPEN]にする。(S-LINKアダプターは[OFF](出荷時のまま)にする)