撤去及び廃棄 撤去及び廃棄

■撤去および廃棄時の注意事項

  • 室外ユニットの撤去および廃棄時には、配管の取り外し前に室外ユニットの冷媒回収を確実に実施し、冷媒回路内に冷媒が残存しないようにしてください。
  • 撤去および廃棄時には、火気を使用しないでください。
    どうしても火気使用が必要な場合には、冷媒回路内に冷媒が残存していないことを確認してください。
  • 作業中は通気の良い状態にし、周辺に火気がないことを確認してください。
  • 冷媒が漏えいした場合、速やかに換気してください。
    特に地下室、狭小空間など、冷媒が滞留しやすい場所で作業する場合には、漏えい検知器を携行し作動させ、ドアと窓を開ける、または、ドアと窓がない場合には機械換気装置を運転するなど、冷媒の滞留が起きないようにしてください。
  • 冷媒回収する際には、冷媒ホースの接続を確実にし、継手からの冷媒漏えいを防いでください。また、回収運転終了後に残圧が再び上昇しないかをチェックし、上昇する場合には、再度回収運転を実施してください。
  • 作業については、微燃性(A2L)冷媒に対する作業教育を受けた有識者が、作業を行ってください。

①裸火、燃焼機器に関する教育
1)喫煙時のリスク
2)ボイラーなどの燃焼機器使用時のリスク
(特に、狭小空間への設置に関するリスク)
3)バーナー使用時に冷媒が噴出した場合、即座にバーナーを消さなければならない(バーナーを冷媒噴出部から避けた後に消すことがないようにしなければならない)ことの教育

②安全を確保するための作業内容
1)作業場所での漏えい検知器の携行
2)冷媒濃度が高い場合は、冷媒濃度が低くなるまで作業禁止
3)即座に消化をするために、水を入れたバケツ、水を浸したウエスなどの手元への配置