試運転設定 試運転

警告

■絶縁された道具以外ではさわらない
HOME・UP・DOWN・SETの4つの操作キー以外の部品にはさわらない(感電の原因)

注意

■雨水侵入や異物侵入を防止するため作業終了後は必ず点検窓を閉じる(故障の原因)

試運転の前に

  • 試運転はお客様に立ち会いをお願いして行ってください。そして取扱説明書の内容を説明した上で、実際に操作していただいてください。
  • 施工チェックシート②」を確認してください。
  • 絶縁抵抗値が1MΩ以上か確認してください。絶縁測定は500Vメガー(絶縁抵抗計)を使用してください。
    <測定場所:電源端子台(端子R、S、TまたはR、S)と大地間> 200V以外の回路に使用しないでください。
  • 電源(配線用しゃ断器(ブレーカー))は、クランクケースヒーターに通電するため、試運転を行う5時間以上前に入れてください。
  • 現地接続配管の気密試験、真空引き、冷媒チャージ後、室外サービス閉鎖弁は全開にしてください。ただし、室外ユニット単独設置の場合、バランス管は使用しませんので全閉のままにしてください。
  • 試運転を開始前にインターロック解除が必要となります。
    インターロック解除方法はこちらのページを参照ください。
  • 室内外操作線(室内ユニット4P端子台のU1、U2端子)にAC200Vの配線を接続していないか確認してください。誤ってAC200Vを印加した場合は、室外コントロール基板のヒューズ(FUSE201)が溶断して基板を保護します。
    その場合は、配線接続を正しく修正した後、基板に実装されているCN69のコネクタの「OC」側に挿入しているソケットを「EMG」側へ差し替えてください。
    その後、ジャンパ―(JP11)をカットしてください。
    (作業は必ず配線用しゃ断器(ブレーカー)を切ってから行ってください)
  • 室外親子間操作線(1・2)端子台にAC200Vの配線接続をしていないか確認してください。誤ってAC200Vを印加した場合は、室外コントロール基板のヒューズ(FUSE202)が溶断して基板を保護します。
    その場合は、配線接続を正しく修正した後、基板に実装されているCN97のコネクタの「RC1」側に挿入しているソケットを「EMG」側へ差し替えてください。
    その後、ジャンパ―(JP12)をカットしてください。
    (作業は必ず配線用しゃ断器(ブレーカー)を切ってから行ってください)

試運転を動画で見る

7セグメント表示と操作キーについて

7セグメント表示と操作キーは、室外ユニットコントロール基板上に配置されています。
前パネルをはずさずに点検口から確認および操作できます。

キー操作と表示について

  1. 1.キー操作による表示・設定
    • HOME・UP・DOWN・SETの4つのキーで、すべての表示、設定を操作します。
    • 表示は3桁の7セグメントLEDで構成されています。キー操作で初期表示または循環表示、メニュー表示、確認表示、設定表示に切り換わります。
    • 無操作状態が10分以上続くと初期表示または循環表示に戻ります。初期表示または循環表示でさらに無操作状態が10分以上続くと7セグメント表示が消灯します。いずれかのキーを操作すると7セグメントが表示します。
  2. 2.キー操作の基本
    • メニュー表示にてUP・DOWNキーでメニュー番号を選択し、SETキーを押すと確定表示になります。HOMEキーで解除できます。
    • 確認表示にてUP・DOWNキーで確認番号を選択し、SETキーを長押しすると設定表示になります。
    • 設定表示で設定データを選択し、SETキーを長押しすることで反映されます。
    • HOMEキーで設定表示から確認表示に戻ります。

●キー操作の基本図

  1. 3.メニュー表示
    • UP・DOWNキーでメニュー番号を選択、1秒後にメニュー項目が表示されます。

●メニュー表示一覧

試運転フローチャート

準備:室外ユニットは5時間以上前に通電してください。故障の原因になることがあります。