Cultural Change

 

組織風土改革

MAKE HAPPY プロジェクトのロゴマーク

パナソニック インダストリーは、独自の組織風土改革「MAKE HAPPY プロジェクト」に取り組み、一人ひとりが自分らしく活躍できる、働きがいのある職場環境づくりを目指しています。エンゲージメント向上にもつながる風土改革について、スローガンや取り組み事例を中心にご紹介します。

従業員の幸せを大切にする風土改革
「MAKE HAPPY プロジェクト」

「MAKE HAPPY プロジェクト」は、2018年から始まったボトムアップの組織風土改革です。「会社の雰囲気をより良くしていきたい」という、若手・中堅社員の声をきっかけに始まりました。

現場の従業員が主体となってさまざまな企画に挑戦し、休み明けの仕事が楽しみに思えるような幸せな職場環境づくりに取り組んでいます。

この動画では「MAKE HAPPY プロジェクト」の背景を中心メンバーが紹介しています。

スローガンは「少し先の未来を、あなたと一緒に変えたい」

パナソニック インダストリーの風土改革「MAKE HAPPY プロジェクト」のロゴ、マスコットキャラクター「はっぴーさん🄬」、スローガン「少し先の未来を、あなたと一緒に変えたい」をパステルカラーで表現。

「MAKE HAPPY プロジェクト」では、「少し先の未来を、あなたと一緒に変えたい」というスローガンを掲げて活動を推進しています。この合言葉には「経営層が風土改革を指示したり、全員参加を強制したりするのではなく、従業員同士でアイデアを出しあい、より良い風土をみんなで自然に広げていこう」という意思が込められています。

スローガンは従業員から寄せられた案の中から、従業員も幹部も参加するLIVE配信を通じてリアルタイムで決定しました。この“決選投票”をきっかけに、プロジェクトメンバーと従業員が活動への思いを共有し、一体感をさらに高めることができました。

参加者のエンゲージメントは年々向上

従業員の幸せを大切にする会社では、働く人の創造性や生産性が飛躍的に向上し、会社の経営もよくなっていくというデータがあります。※1

そんな背景のもと、プロジェクトでは「幸せな職場環境にどれくらい近づいたか?」を見える化するため、イベントごとに参加者のeNPS®値(会社への愛着心や満足度を表すエンゲージメント指標)を測定しています。

eNPS®値は測定を始めた2020年度以降、年々向上し続け、2024年度には製造業界における平均値※2を大きく上回りました。

従業員が幸福になると、定着率は1.5倍、創造性は3.0倍、生産性・売り上げは1.3倍になるというデータがある

従業員が幸せを感じられると、従業員の定着率や創造性、生産性が高まる※1

プロジェクト参加者のeNPS®値の推移を表した年度別の円グラフ。eNPS®値とは「自分の会社を知人や友人に薦める可能性は?」とたずねたときの推進者の割合から批判者の割合を差し引いた数値。2020年度は-65、2021年度は-51、2022年度は-47、2023年度は-38、2024年度は-34と、eNPS®値は年々上昇している。

プロジェクト参加者のeNPS®値(エンゲージメント指標)は年々上昇

※1:出典 慶應義塾大学 前野隆司教授・前野まどか 著書「ウェルビーイング」
※2:株式会社ビービット「16業界eNPS®調査結果」レポートによると日本の製造業平均は「-60」

プロジェクトメンバーは公募制

プロジェクトを実行するメンバーは、1年ごとに公募で決定しています。自ら「やりたい」と手を挙げた、全国の拠点で働くさまざまな職種の従業員が活動を推進。社内複業制度を活用し、所属部署の仕事と並行して、イベントの企画などに取り組んでいます。

マスコットキャラクター「はっぴーさん®」が
コミュニケーションを活性化

プロジェクトのイベントやコンテンツでは、2019年度のプロジェクトメンバーが考案したマスコットキャラクター「はっぴーさん®」も活躍しています。

親しみやすさを大切にしたキャラクター「はっぴーさん®」を通じて、プロジェクトに参加しやすい雰囲気が生まれ、従業員の間で、より身近な活動として認知されるようになりました。

ラフな手描き感で表現されたマスコットキャラクター「はっぴーさん®」。ひよこをイメージさせる黄色い体と、ピンク色の玉が飛び出す箱型の頭が特徴。

2019年度のプロジェクトメンバーが考案したマスコットキャラクター「はっぴーさん®」

イベントは誰でも参加可能!
「やりがい」や「働きやすさ」を得るきっかけに

「MAKE HAPPY プロジェクト」では、従業員が自分の興味・関心にあわせて、さまざまなイベントに参加できます。

プロジェクトメンバーが、幸せに働くために必要な四つのテーマ(パーパス発掘・自分らしさ実現・関係性向上・心身の健康)で、それぞれのイベントを企画。オンラインとリアルの両方で、学びや気づきが得られるさまざまな機会を提供しています。

強制参加ではない自主的でオープンな活動で、イベントの参加者は年々増え続け、2023年度の国内従業員の参加率は目標を超える52%を達成しました。

四つ葉のクローバーを模した解説図。中央の「はたらく幸せ」から、「パーパス発掘・自分らしさ実現・関係性向上・心身の健康」の4テーマが広がる。

幸せに働くことにつながる四つのテーマで、イベントを企画

国内従業員の年度ごとのプロジェクト参加率を示した棒グラフ。2019年度は1%、2020年度は9%、2021年度は18%、2022年度は31%、2023年度は目標値51%を上回る52%を達成し、右肩上がりで上昇。

2023年度の国内従業員のイベント参加率は52%まで上昇

人気イベントや取り組み事例

社内講師が解説しているオンラインセミナーの画面。

著名な社外講師から学べるオンラインセミナーを開催(2024年度は10回実施)*写真は社内講師

パナソニック インダストリーの上層部が出演するインタビュー番組のシーン。

会社の上層部をゲストに迎えるインタビュー番組を配信

自分の強みの発見やチーム作りをグループで学ぶワークショップの様子。

自分の強みの発見やチーム作りに役立つ、対面ワークショップを開催

社内の風土改革活動を紹介するポスターとデジタルサイネージ。

社内の風土改革活動をポスターやデジタルサイネージで紹介

トップメッセージ

皆で「はっぴーさん®」と幸せづくりを

「MAKE HAPPY プロジェクト」は開始当初、“MAKE X HAPPY プロジェクト”と呼ばれていました。私は今、このMAKEとHAPPYの間にある「X」こそが大事なんだと思っています。

従業員の皆さんはもちろん、身の回りにいる家族や友人など、会社とつながりのある「誰か」や「何か」をハッピーにする活動へと広げていけば、私たちの会社は、きっと世界一の会社になれるはずです。

これから、皆さんの思う「X」についてどんどん会話したいと思います。皆さんで「X」をどんどん増やし、「X」が混ざり合い、真のOneチームになれるよう、私も皆さんと一緒に活動していきます。

代表取締役 社長執行役員 CEO

小澤 正人

パナソニック インダストリーの小澤社長が「はっぴーさん®」のぬいぐるみを持ち、プロジェクト名入りののぼり旗の横に立つ様子。

小澤社長と「はっぴーさん®」

受賞歴&社外登壇

「MAKE HAPPY プロジェクト」は、日本の人事部が主催する「HRアワード」などを受賞しているほか、これまでの活動が認められ、社外での講演活動も行っています。

【受賞歴】

2024年
  • HRアワード2024 企業人事部門 優秀賞
  • ウェルビーイングアワード2024 ゴールド賞
2023年
  • 大阪府後援「学生が選ぶ働きがいのある企業賞」
2022年
  • 第7回 HRテクノロジー大賞 人事マネジメント部門 優秀賞

【社外登壇】

2025年
  • 日本の人事部 「HRアカデミー2024年度冬期講座」
2024年
  • 日本の人事部「HRカンファレンス2024-秋-」
  • marcus evans「HR Japan Summit 2024」