資源循環

資源循環型モノづくり

当社では、循環型社会の実現に向け、工場廃棄物の削減(ゼロエミッション)を進めています。

工場廃棄物の削減(ゼロエミッション)

当社では、資源有効活用の観点より、工場からの廃棄物の排出量を削減し、有価物や再資源化量を増やすことで最終処分量※1(最終埋立量)を限りなくゼロにしていく活動を継続しています。
2021年度の工場リサイクル率※2は99.5%となりました。
2022年度も継続した活動により工場リサイクル率の向上を図り、ゼロエミッション※3を推進してまいります。

※1 最終処分量=最終処分場への埋立量
※2 工場リサイクル率=再資源化量÷(再資源化量+最終処分量)
※3 ゼロエミッション=工場リサイクル率 99%以上(当社定義)

工場廃棄物の削減の取り組み

当社では、下記の廃棄物削減施策をグローバルに推進し、廃棄物を削減しています。

  1. プロセス設備の生産性向上
  2. 歩留まり向上
  3. 薬液の再利用、樹脂の再利用
  4. 有価物化の推進
  5. 廃棄物削減・有価物推進交流会を開催し、削減事例や有価物化事例を共有
この写真は、廃棄物管理の活動について、シンガポールの拠点で現地を確認した様子を写しています。
廃棄物管理活動の現地確認(シンガポール)

プラスチック資源の取り組み

当社では、事業活動から発生するプラスチック廃棄物(廃プラスチック)の再資源化の向上に努めています。

■廃プラスチックの推移 (国内)

年度

2017年度

2018年度

2019年度

2020年度

2021年度

発生量(t)

6,359

6,731

6,316

5,575

6,053

再資源化量(t)

5,174

5,555

5,132

4,383

5,143

最終処分量(t)

11.1

8.2

9.1

241.1

155.9

廃プラスチックの
リサイクル率(%)

99.79

99.85

99.82

94.79

97.06

工場リサイクル率
目標(%)

99.0以上

当社の国内事業所からは、年間6,000トン余りの廃プラスチックが発生します。2020年度の発生量は、新型コロナウィルスによる生産減少の影響により減少しましたが、廃プラスチックのリサイクル率は、2020年度より全体目標の99.0%を下回りました。これは、世界的な廃棄物の輸入禁止措置により、国内で廃棄物処理される廃プラスチックの増加が主因となっています。現在、再資源化や有価取引への切り替えを進めており、2022年度には99.0%を上回る見込みです。