環境の取り組みに関する考え方

―ミッション実現に向けた2つのマテリアリティ―

「幸せの追求と持続可能な環境が矛盾なく調和した社会の実現」をミッションとして掲げるパナソニック エナジーは、持続可能な社会への変革に向けて主導的な役割を果たすことが、私たちの根源的な価値だと捉えています。同時に、その役割を担うものとして、自らが環境に与える負荷も減らしていく責務があると考えています。

こうした当社の在り方と、ステークホルダーの皆さまからの観点を背景に、私たちは「脱炭素化の実現」と「循環型社会の実現」という環境に関する2つのマテリアリティを特定しました。そのいずれに対しても環境への貢献を最大化し、環境負荷を最小化すべく、合わせて6つのKPIと2030年度目標を定めています。

環境の取り組みに関する考え方

―ミッション実現に向けた2つのマテリアリティ―

「幸せの追求と持続可能な環境が矛盾なく調和した社会の実現」をミッションとして掲げるパナソニック エナジーは、持続可能な社会への変革に向けて主導的な役割を果たすことが、私たちの根源的な価値だと捉えています。同時に、その役割を担うものとして、自らが環境に与える負荷も減らしていく責務があると考えています。

こうした当社の在り方と、ステークホルダーの皆さまからの観点を背景に、私たちは「脱炭素化の実現」と「循環型社会の実現」という環境に関する2つのマテリアリティを特定しました。そのいずれに対しても環境への貢献を最大化し、環境負荷を最小化すべく、合わせて6つのKPIと2030年度目標を定めています。

7つのKPIと2030年目標を定めた図。「脱炭素の実現」と「循環型社会の実現」という2つのマテリアリティに対し、CO2削減貢献量を約4,500万トン、自社のCO2実質ゼロ工場を全拠点に、電力再生可能エネルギー比率100%、再生材利用率各国法規制要求準拠、環境貢献指数10、カーボンフットプリント2021年度比50%削減といったKPIを定めている。

「脱炭素化の実現」に向けては、当社製品・ソリューションがエンドユーザーに使用される際のCO2削減貢献量の拡大として、2030年度に4,500万トンの削減貢献を目標としています。また、原材料の調達から、生産、製品物流など電池生産時のCO2排出量の削減に向け、自社のCO2実質ゼロ工場の拡大や電力再生可能エネルギー比率を高める取組みなどを通して、2030年度にはカーボンフットプリントを2021年度比で50%削減することを目指しています。

「循環型社会の実現」に向けては、これまで設定していた「リサイクル率(自社廃棄物)」は、ほぼ全拠点で99%以上を達成し、社内で維持可能な体制が整ったと判断しました。これを踏まえ、今年度より「再生材利用率」にKPIを統一します。

今後は生産工程からの廃材や使用済み製品を回収・再資源化する取り組みを強化し、天然資源の消費や廃棄物の抑制を通じたリサイクルループの構築を目指しています。これらの取り組みは、電池におけるカーボンフットプリントの削減にも貢献する取り組みと考えています。

これら2つのマテリアリティに対して、当社では独自指標である「環境貢献指数」を設定しています。これは、「当社電池の生産で実質的に排出するCO2排出量に対して、当社電池が社会で使用されることによるCO2削減貢献量が何倍となっているのか」を示しており、環境への貢献を最大化し、電池生産時の環境負荷を最小化することで、2030年度に10とすることを目標としています。

環境貢献指数の算定式。(環境貢献量 当社電池が社会で使用されることによるCO2削減貢献量)÷(環境負荷量 当社電池の生産で実質的に排出するCO2排出量)が2030年度で10となる式。

環境貢献指数の算定式

7つのKPIと2030年目標を定めた図。「脱炭素の実現」と「循環型社会の実現」という2つのマテリアリティに対し、CO2削減貢献量を約4,500万トン、自社のCO2実質ゼロ工場を全拠点に、電力再生可能エネルギー比率100%、再生材利用率各国法規制要求準拠、環境貢献指数10、カーボンフットプリント2021年度比50%削減といったKPIを定めている。

「脱炭素化の実現」に向けては、当社製品・ソリューションがエンドユーザーに使用される際のCO2削減貢献量の拡大として、2030年度に4,500万トンの削減貢献を目標としています。また、原材料の調達から、生産、製品物流など電池生産時のCO2排出量の削減に向け、自社のCO2実質ゼロ工場の拡大や電力再生可能エネルギー比率を高める取組みなどを通して、2030年度にはカーボンフットプリントを2021年度比で50%削減することを目指しています。

「循環型社会の実現」に向けては、これまで設定していた「リサイクル率(自社廃棄物)」は、ほぼ全拠点で99%以上を達成し、社内で維持可能な体制が整ったと判断しました。これを踏まえ、今年度より「再生材利用率」にKPIを統一します。

今後は生産工程からの廃材や使用済み製品を回収・再資源化する取り組みを強化し、天然資源の消費や廃棄物の抑制を通じたリサイクルループの構築を目指しています。これらの取り組みは、電池におけるカーボンフットプリントの削減にも貢献する取り組みと考えています。

これら2つのマテリアリティに対して、当社では独自指標である「環境貢献指数」を設定しています。これは、「当社電池の生産で実質的に排出するCO2排出量に対して、当社電池が社会で使用されることによるCO2削減貢献量が何倍となっているのか」を示しており、環境への貢献を最大化し、電池生産時の環境負荷を最小化することで、2030年度に10とすることを目標としています。

環境貢献指数の算定式。(環境貢献量 当社電池が社会で使用されることによるCO2削減貢献量)÷(環境負荷量 当社電池の生産で実質的に排出するCO2排出量)が2030年度で10となる式。

環境貢献指数の算定式