方針

便利で快適、安心安全なくらしの基盤となる電気の供給、電源の確保は現代社会において欠かせないものとなっています。「電気で豊かな世界をつくる」ことを主眼に、世界中が直面している環境問題にも真摯に向き合い、豊かなくらしと持続可能な環境が矛盾なく調和した社会の実現に向け、電池を中心とした事業を通じてさらなる挑戦を続けていきます。

例として、災害等非常時も止まらない安心安全な社会インフラを支え、防災を含めた持続的な都市づくりに寄与します。また、無電化地域でのエナジーの供給を通じて貧困・飢餓の解決に貢献します。そのために、これからも世界初・世界一の技術開発に挑戦しイノベーションを促進します。

方針

便利で快適、安心安全なくらしの基盤となる電気の供給、電源の確保は現代社会において欠かせないものとなっています。「電気で豊かな世界をつくる」ことを主眼に、世界中が直面している環境問題にも真摯に向き合い、豊かなくらしと持続可能な環境が矛盾なく調和した社会の実現に向け、電池を中心とした事業を通じてさらなる挑戦を続けていきます。

例として、災害等非常時も止まらない安心安全な社会インフラを支え、防災を含めた持続的な都市づくりに寄与します。また、無電化地域でのエナジーの供給を通じて貧困・飢餓の解決に貢献します。そのために、これからも世界初・世界一の技術開発に挑戦しイノベーションを促進します。

事業を通じた社会貢献

私たちは、人々のくらしの幸せにも広い分野で寄与しています。エナジーソリューション事業では、高品質・高容量のリチウムイオン電池と蓄電システムを定置用電源向けに提供し、24時間365日の安定稼働を実現するデータセンター用電源や、効率的な電力の活用を支える家庭用蓄電池に使われています。また、安定して稼働することが求められる医療や生活を補助する様々なヘルスケア機器にも使われています。こうした製品が社会インフラを支え、クリーンエネルギーの拡大や人々の健康維持に貢献しています。

エナジーデバイス事業では、自動車のタイヤ空気圧用センサーや緊急連絡用の電源として耐久性・信頼性の高い電池を提供し、移動の安心に繋げています。また、乾電池は普段の生活必需品であるだけでなく、備蓄品として、災害発生時にはライフラインを支える重要な役割を果たしています。これらの事業を通じた社会貢献は、安心と安全を追求する技術開発に支えられています。たとえばリチウムイオン電池は、高耐熱セパレーターを採用する等の安全化技術に加え、厳しい設計管理基準を設け製造工程も厳格に管理することで高品質を実現しています。ほかにも乾電池においては正極材に銀(Ag)化合物を採用した独自の「液もれ防止製法Ag+」によって長期保存を可能としています。パナソニック エナジーは今後も弛みない技術進化を通じて、社会進化の「原動力」を提供していきます。

事業を通じた社会貢献

私たちは、人々のくらしの幸せにも広い分野で寄与しています。エナジーソリューション事業では、高品質・高容量のリチウムイオン電池と蓄電システムを定置用電源向けに提供し、24時間365日の安定稼働を実現するデータセンター用電源や、効率的な電力の活用を支える家庭用蓄電池に使われています。また、安定して稼働することが求められる医療や生活を補助する様々なヘルスケア機器にも使われています。こうした製品が社会インフラを支え、クリーンエネルギーの拡大や人々の健康維持に貢献しています。

エナジーデバイス事業では、自動車のタイヤ空気圧用センサーや緊急連絡用の電源として耐久性・信頼性の高い電池を提供し、移動の安心に繋げています。また、乾電池は普段の生活必需品であるだけでなく、備蓄品として、災害発生時にはライフラインを支える重要な役割を果たしています。これらの事業を通じた社会貢献は、安心と安全を追求する技術開発に支えられています。たとえばリチウムイオン電池は、高耐熱セパレーターを採用する等の安全化技術に加え、厳しい設計管理基準を設け製造工程も厳格に管理することで高品質を実現しています。ほかにも乾電池においては正極材に銀(Ag)化合物を採用した独自の「液もれ防止製法Ag+」によって長期保存を可能としています。パナソニック エナジーは今後も弛みない技術進化を通じて、社会進化の「原動力」を提供していきます。

社会貢献活動

私たちは、地域や国によって異なるお困りごとやご要望に対し、広く社会貢献活動を展開しています。以下に、その取り組み事例をご紹介します。

安全安心なくらしへの貢献

1.ミャンマー中部地震の被災地・被災者への支援


2025年3月にミャンマー中部で発生した地震の被害に対し、パナソニック グループ*では特定非営利活動法人 ジャパン・プラットフォームとミャンマー赤十字社に総額約1,200万円の寄付を行いました。また地震の影響で深刻な停電が続くミャンマーへの緊急支援として、当社製のLEDライトやランタン約900個、乾電池約5,800個(マンガン電池、アルカリ電池)の物資支援も行っています。

*パナソニック ホールディングス株式会社、パナソニック アジアパシフィック株式会社、パナソニック シンガポール社、パナソニック エナジー タイ株式会社


2.LIGHT UP THE FUTURE


パナソニックグループは、無電化地域の未来を照らすプロジェクト「LIGHT UP THE FUTURE」に一丸となって取り組み、NGO/NPOや国際機関等様々なパートナーと連携し再生可能エネルギーによるあかりを現地に届けるほか、支援プログラムを通して貧困のない持続可能な社会づくりに貢献しています。

当プロジェクトや前身のプロジェクトを通じて、これまでに約13万台のソーラーランタンを36か国の国・地域に届けてきました。2024年度は、社員の福利厚生制度「カフェテリアポイント」や、使い終えた本・CD・DVDなどのリサイクル募金で集めた寄付金も活用し、2,790台のソーラーランタンをタイ、ベトナム、南スーダン、ケニア、フィリピンに寄贈しました。

当社は灯油ランプからソーラーランタンへの置き換えを通じて、CO2排出量を削減すると同時に、火災の防止や煙による健康被害の抑制に貢献しています。

さらにソーラーランタンのあかりによって、夜間の学習や医療活動、手仕事作業が可能になることで、教育・健康・収入向上の機会創出に繋げています。そして安定したあかりは家族団らんやコミュニティの活性化にも役立てられています。

ソーラーランタンを寄贈している写真
ソーラーランタンを寄贈している写真

ソーラーランタン寄贈の様子

科学の普及と次世代の育成

1. The A Casa do Leo project(レオの家プロジェクト)


アルカリ電池のマスコットであるレオの名を冠したこのプロジェクトは、社会貢献の取り組みとして、ブラジル全土を巡回し、子どもたちや家族に向けて、電池の正しい廃棄方法や地球環境の重要性を楽しく学べる機会を提供しています。
参加者は、遊び心あふれる体験型のイベントを通じて、さまざまな種類やサイズの電池、その構成要素、製造過程、そして循環型経済の重要性について学びます。このプロジェクトは、ラテンアメリカ唯一のアルカリ電池工場であるパナソニック ブラジルの専門知識に支えられています。

また、活動の一環として使用済み電池の回収も行っており、SNSキャンペーンを通じて地域社会の参加を促進しています。
開始からわずか30日間で、延べ3,000人以上(うち1,000人は子ども)が参加し、3,100本以上の使用済み電池が適切かつ責任ある方法で回収されました。

イベント巡回車、ブラジル全土を巡回開催したレオの家プロジェクトにおける子どもや家族向けの電池を学ぶイベント用トラック。

巡回車

イベントの様子、ブラジル全土を巡回開催したレオの家プロジェクトにおける子どもや家族向けの電池を学ぶイベント風景。

イベントの様子

2. 北米のSTEM教育


当社の北米拠点は、STEM(科学・技術・工学・数学)分野の知見を地域社会の幅広い層へ普及させることを目的とした貢献活動を行ってきました。

これまでの事例では、STEM人財の育成を通した地域の発展を目指し、当社ネバダ工場が位置するリノ市において、地元の大学であるトラッキー・メドウズ・コミュニティ・カレッジ(TMCC)と共同で先進製造技術センターを立ち上げました。

2024年は、ジョージア州マリオン郡のL.K.モス小学校のSTEMクラスにて、約25名の生徒に向けて計2回のイベントを開催しました。

様々な種類の電池の紹介と、身近なもので、かつ小学生にもわかりやすい題材としてレモンやトマトなどを使った電池作りの実演を行い、参加した生徒や先生からは、電子の流れや導電性のある素材についての質問があり、電池づくりに関心を高く持っていただけたイベントとなりました。

こうした取り組みを今後も継続していくことで、科学の普及と次世代の育成による社会の持続的な発展に貢献していきます。

北米のSTEM教育の様子。

授業風景

3. クエストエデュケーション


次世代を担う中高生の学びと成長を支援するため、当社は教育と探求社が提供する探究学習プログラム、「クエストエデュケーション」の企業探究コース「コーポレートアクセス」に2022年度から継続して参画しています。このプログラムでは生徒たちが企業の課題に向き合い、社員との対話やフィールドワークを通じて、“働く意味”や“社会に価値を届ける力”を体感します。2024年度は、「隠れた制約から解放し、世界の幸せを実現する」をテーマに課題を提示し、インターンとして当社のテーマを探究する生徒に先輩社員として伴走しました。生徒たちは企業の存在意義を考えながら、自分たちの視点で社会課題を捉え、議論を重ねて解決策を構想します。将来世代と学び合うこのような機会を、今後も大切にしていきたいと考えています。

次世代を担う中高生の学びと成長を支援するクエストエデュケーションの様子、当社社員とイベント参加の学生との交流。

クエストエデュケーションの様子

4. 高専/小学生ロボコン


次世代を担う人財育成を目的に、2023年から「高専ロボコン」および「小学生ロボコン」への協賛をしています。高専ロボコンは「自らの頭で考え、自らの手でロボットを作る」をテーマに、創造力と技術力を育む全国規模の教育イベントで、毎年異なる競技課題に挑む場です。小学生ロボコンは、自作ロボットで独創的なアイデアと技術を競い合う、初心者にも参加しやすい大会として、子供たちに「モノづくりの楽しさ」と「夢が持つチカラ」を届ける場となっています。当社は協賛企業として、競技に欠かせない乾電池(エボルタ)や充電式ニッケル水素電池(エネループ)を提供し、学生たちの挑戦を支援しています。今後もものづくりを通じて夢に挑む若者たちを応援し、人財育成に一層貢献していきます。

次世代を担う人財育成を目的に協賛をしているロボコンの風景。

ロボコンの様子


5. 電池教室・工場見学


当社は電池の種類、歴史、正しい使い方の啓発活動を通じて地域社会への貢献を行ってきました。1966年から学校教育の発展学習プログラムとして電池教室、工場見学を開催しています。

出張電池教室は1995年大阪府の小学校からスタートしました。対象エリアを拡大しながら、2002年から「オンライン電池教室」を開始し、より多くの子どもたちに体験いただき、2022年9月に20周年を迎えました。

工場見学では乾電池製造工場である二色の浜工場にお越しいただき、製造工程の見学や手作り電池教室、展示室の見学を通じて、モノづくりの現場を間近に垣間見ていただいています。

累計で出張電池教室は20万人、工場見学は100万人を超える多くの方に参加をいただいています。

「出張電池教室」の様子の写真。

「出張電池教室」の様子

「オンライン電池教室」の様子の写真

「オンライン電池教室」の様子

6. 電池なるほどアカデミー


私たちは当社Webサイトを通じて、くらしに密着した電池を学ぶ「電池なるほどアカデミー」を開催しています。身近な物で電池を作る実験方法や安全に電池を使う知識をやさしく解説しています。果物を使った電池や、アルミホイルでつくるコンデンサなど、動画をはじめ、テキストでの詳しい仕組み解説等のコンテンツを充実させています。

半分に切ったレモンをそれぞれリード線でつなぎ、LEDを光らせようとしている写真。レモンが電池になる様子を示している「電池なるほどアカデミー」内のコンテンツ紹介。
アルミ箔の端と端を電池の両端と繋げている写真。アルミ箔に一時的に電気をためる様子を示している「電池なるほどアカデミー」内のコンテンツ紹介。

これからも私たちは、子どもたちの「なぜ?」や「おもしろい!もっと知りたい!」という感性を育む活動を発信していきます。

電池なるほどアカデミーの画像