中長期戦略(2025年度)
当社は持続的な成長の実現に向け、車載事業の“成長性”と産業・民生事業の“収益性”の両輪経営を実践しています。さらに、環境貢献や人的資本を重視したESG経営を通じて、社会へのお役立ちを一層高めていくことを戦略の骨格としています。 車載事業は、事業環境の変化を受けて2024年度に戦略を見直し、日・米の2軸で収益基盤化を加速させています。カンザス工場の早期安定稼働を実現し、ネバダ工場に続く新たな収益拠点にすると共に、国内工場については日系OEMを中心とした顧客基盤の工場へと転換を進めます。
戦略骨子
産業・民生事業では、データセンター向け蓄電システムにおけるNo.1ポジション*1の盤石化を図ります。生成AIがけん引する急成長市場においては、車載事業からの一時的なリソースシフトも視野に入れ、事業の成長と収益性の両立を目指します。また、事業ポートフォリオの適正化を進め、不採算事業の縮小と並行して新たな成長領域の創出に挑戦し、データセンター向けに続く事業の柱の構築を目指します。
さらに、事業基盤としては、地政学リスクの最小化を目的に、サプライチェーンの強靭化を継続的に推進します。安定的かつ柔軟なサプライチェーンの構築には、IRA補助金も活用しています。
事業規模の拡大に伴い、当社の社会的責任も一層大きくなる中、ESG経営を事業戦略の重要な要素と位置づけています。とりわけ環境への貢献においては、脱炭素化と循環型社会の実現に向けた対応を重点テーマとし、カーボンフットプリント*2(CFP)の半減を目指した取り組みや、資源の再資源化による環境負荷の低減を積極的に推進しています。また高度化する法規制や顧客要請に迅速に対応し、国際標準へ準拠できる社内体制の整備とサプライヤーとの連携強化を進めています。
*1 当社調べ
*2 原材料調達から廃棄・リサイクルに至るまでのライフサイクル全体を通して排出される温室効果ガスの排出量をCO2換算で表した数字
経営目標