第31回:シリーズ『RPA真・活用術』(1/2)

RPA(Robotic Process Automation:ロボティック プロセス オートメーション)の導入効果を最大化する方策について検討する当シリーズ。3回目となる今回は、前回に引き続きRPAの導入効果を上げる秘訣を、パナソニック ソリューションテクノロジーの「RPAソリューション」を題材にご紹介します。
自動化の範囲を押し広げるRPA特化のOCR
前回、RPAの導入効果を高める一手として、パナソニック ソリューションテクノロジーの「RPAConnect」をご紹介しました。RPAConnectは、RPAだけでは実現できない業務全体の「進捗管理」と「プロセス設計・作成」「可視化」「ワークフロー管理/証跡管理」などを実現するソリューションです。その導入によって、RPAによる処理と人による処理を高効率で連携させ、業務プロセス全体の工数削減を実現することができます(図1)。

このRPAConnectの導入効果は、RPAソリューションを構成するほかのソフトウェア/サービスと併せて用いることで、さらに高めることができます。
前回は、そうしたソフトウェア/サービスの一つとして、業務プロセス上の課題を可視化するサービスをご紹介しました。今回はまず、RPAの導入効果を上げるツールとして、RPAとの併用を前提に開発されたOCR(Optical Character Recognition/光学文字認識)ソフトウェア「帳票OCR for RPA」をご紹介します。
企業における事務処理では、紙帳票や帳票画像内のデータをシステムに入力するという作業が多く発生します。これは単純なデータの転記と言える作業ですが、従来はシステム化が難しく、人手に頼った処理が行われるのが通常でした。この種の処理を自動化するために必要とされるのが、精度の高いOCRとRPAを連携させることです。
帳票OCR for RPAは、そうしたニーズを充足するために開発されたソフトウェアです。このソフトウェアとRPAを併用することで、電子化された紙文書からデータを取り出し、業務システムへ転記する作業を自動化することが容易になります(図2)。

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