第32回:シリーズ『RPA真・活用術』(1/2)

パナソニックの実践でつかむRPAの生かし方

RPA(Robotic Process Automation:ロボティック プロセス オートメーション)の導入効果を最大化する方策について検討する当シリーズ。最終回となる今回は、わたしたちパナソニック ソリューションテクノロジー社内におけるRPAの導入事例についてお話しします。ここでご紹介する事例は、前回前々回の2回にわたり紹介してきた「RPAソリューション」の効果を端的に物語るものです。

営業部門における受注処理工数を47%削減

前回までの振り返りの意味も込めて、パナソニック ソリューションテクノロジーの「RPAソリューション」について簡単にご説明します。

このソリューションは、RPAツールの導入効果を最大化するためのソリューションであり、OCR(Optical Character Recognition/光学文字認識)ソフトウェア「帳票OCR for RPA」や、「RPAConnect」などによって構成されています。

このうち帳票OCR for RPAは、1,000万ライセンスの導入実績を持つパナソニックの高精度OCR技術をベースに開発された仕組みで、当ソフトウェアとRPAツールとの連携により、電子化された紙帳票からデータを抽出し、業務システムへ転記する作業が自動化できます。また、RPAConnectは、業務全体の「進捗管理」と「プロセス設計・作成」「可視化」「ワークフロー管理/証跡管理」などを実現するソリューションです。

図1は、この帳票OCR for RPAやRPAConnectを、受発注処理に適用したイメージです。

図1:RPAソリューションによる受発注処理の効率化イメージ
図1:RPAソリューションによる受発注処理の効率化イメージ

このRPAソリューションは、RPAツールの導入だけでは実現が難しい「業務全体の効率化」を可能にし、RPAの導入効果を最大限に引き出す役割を演じます。その採用によって、『RPAツールを導入したものの、期待したほどの効果が得られない』といった問題を解決することができます。

そうしたRPAソリューションの効果を端的に示す事例と言えるのが、当社におけるRPAの導入事例です。

例えば、当社の営業部門では、まさに上記の図1に示すようなかたちで受注処理の工数削減を図りました。結果として、受注処理工数を従来のおよそ2分の1に減らすこと(47%削減)に成功しています。

ここで、RPAによる自動化の対象としたのは、注文伝票から受注システムへの注文データの入力と、営業担当者へのメール通知です。注文伝票内の文字のデータ化には、「帳票OCR for RPA」を使用しています。デジタルレイバー(RPAのロボット)の働きにより、画面操作、OCR処理、メール操作を自動化することで、受注処理にかかる人的負荷を大幅に低減することができました。

当社の営業部門では、このほかに、RPAによって保守契約更新の業務も効率化しています。ここで自動化・効率化の対象にしたのは、お客様から送付していただく「契約更新メール」から表計算ソフト(Excel)へのデータの転記と、契約書文書(Word文書)の作成・PDF化・暗号化処理、さらにはお客様・営業・保守担当者へのメール通知などです。データ加工やメール操作といった、これらの処理をデジタルレイバーに任せ、自動化・効率化することにより、保守契約更新の工数を46%削減しています。

図2:RPA導入による営業部門の業務効率化
図2:RPA導入による営業部門の業務効率化

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